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私とMBA

人生を楽しくするために選んだMBA

「MBAって何を勉強するんですか?」
「どうして、わざわざ学校に行くんですか?」
「卒業したら、独立するんですか?」

社会人学生をしている事を伝えると、必ず聞かれてきた質問。こういう質問をされると、「MBA」だし、「経営者を目指している」とか、かっこいい答えが必要かなと構えたこともあったのですが、わたしの答えは、もっと単純でした。でも、ちゃんとその答えを持っていたからこそ、最高の学びがあったとも言えます。

私は、「自分の人生がより楽しいものになれば」と40歳になってから、学生生活に戻ることを決心しました。自分が抱えていたコンプレックスを払拭したかったのと、自分の人生にとって新しい選択肢が増えるのではないかと、単純に思ったんです。

小さい頃は国語が苦手、高校2年で留学し大学卒業までアメリカで過ごした私は、とにかく難しい日本語の単語が使えない、というか、会話の中で思いつかないということが、ずっとコンプレックスでした。日本で就職してからも、同世代の人たちが、当然わかっているかのように、「うん、うん」とうなずいている事や、普通に使っている単語も、全然私の会話のなかには出てこなかったな……。本が好きだったら、日本の大学行っていたら、いろいろと思いはしたものの、特に行動を起こす事はありませんでした。

そんな私が、40歳にしてMBAへ進学を決めたのは、39歳の誕生日を迎えた時に、ふと、次の40年は、すべて自分の選択で歳を重ねていくのだと考えたことがきっかけ。それまでの40年間の半分は、両親に導いてもらったものだったけど、これからの40年は違う。100歳まで笑っていきていくためには「すべてが自分の責任である」と考えた時、まずはコンプレックスを解き放ってあげようと考えました。

準備を始めたのが、2年と2か月前。あっという間にすぎて、いよいよ明後日は卒業式。(といっても、新型コロナウイルスの影響で式典は中止になりましたが・・・)

この社会人学生生活で体験できたことは、想像をはるかに超えるものでした。「自分の人生がより楽しく」なるどころか、「かなり楽しく」なりそうな体験ばかりでした。数々のレポートを仕上げ、多少はしっかり書けるようになった(と思っている)私。「そんな楽しいところだったら行ってみよう!」と思ってくださる方が増える、そんなnoteになるといいなと思いをこめて、「私とMBA」はじめます。

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