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弱みだから伸ばせる余地もある。

強みとか弱みとかいう話になるとき、強みを伸ばそう、強みをうまく使おう、っていう方向になることが多いと思う。

ストレングスファインダーとかも、どっちかというと強みをいかすって話じゃない?
いろんな資質があるよって言いつつ、まずは、うまく使えてる資質をより活かせるようにっていう感じに見える。

強みとして使えている力を伸ばすっていうのは、わかりやすいし、やりやすいし、王道だと思う。
すでにうまく使えているのだから、どうやってうまく使うのかわかっているし、すでに成果も見えているだろうから、どんな結果に向かって進めばいいのか見えやすい。

弱みだとされてしまう、うまく使えていない力って、強みと思っている力とは逆で、どうやってうまく使うかを考えて試して使えるようになるところからで、うまく使える場やタイミングがあるかどうかもわからない状況で、伸ばしにくいものだと思う。

でもほんとは、単に資質なだけだから、何かを成し遂げるとかうまくいかせるとかに対して、どんな手段にするかというだけだから、弱みらしきものを使わないようにしてほかの手段にしてもいいし、うまくいかなさそうなところをカバーできたらいいだけだ。

たとえば私は単純作業がめちゃくちゃ苦手なのだけど(多分強みっぽい資質と対極)、その作業をどれだけ多くできるかとか、どれだけはやくできるかとか、その中でめんどうなことをどうなくせるかとか、その中の課題らしきところをどう改善するかとか、何か自分があがる設定のようなものとか、自分の得意なこととかを混ぜ込むことでクリアできたりする。
(それさえも飽きることもあるけども。)

弱みだから、と言ってたらそこから変わらないけど、どんなところが苦手か、どんな風に苦手かってわかっていたら、ある程度はなんとかできるのだと思う。

弱みだと思っていることって、どんな資質かがわかってて、どんな風に弱みとして現れているかもわかってて、どんなところで弱みになっているかもわかってる、そんな感じの状態だと思う。

だから、逆に、どうやったら改善できそうか、どんな風にカバーできるか、などを考えられるはずだ。

どんな資質なのかもわからない、そもそもそんな資質を持っているかわからない、みたいなところからのスタートよりもよっぽど伸ばしやすい。
「認識している」「把握している」というのは、結構アドバンテージだと思う。

もちろん、強みとして使えている力を使う方が、はやくて楽でうまくいきやすくて、効率はいいと思うから、わざわざ弱みをカバーしてまで使わなくてもいいとも思うのだけど。



結局、強みとか弱みとかなんでも、何をするときでも別に何かひとつの力だけを使うものではない。
複合的にいろんな資質を使ってるわけで、ひとりで作業してるのでなければ複数人のいろんな力を使っているはずだ。

だから、苦手なことやうまくできないことには弱みが強く出てるのだと思うけど、補完したりカバーしたり、どう使うかによってなんとかなることは、うまく対処してうまく使えばいい。
苦手なことは避けたくはなるけど、弱みだから、と何もしてみないのはもったいないかなぁと思う。

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