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ゆるくつながり深く話す。

社内でもう2年くらい、ゆるゆると読書会をしている。
業務でのつながりもなく、仕事内容も、年齢もばらばらの3人で。
たまたま、私が開催した対話会グループに参加してくださった、というだけのつながり。

対話会グループをいったん解散するときに、気になる本があってこういうメンバーで読書会やりたいと思っていた、と言っていた方がいて、そこからはじまったのだった。
2週間に1回くらい1時間程度、章ごとに読んでは感想を言い合うを何回か繰り返す、って感じで進めていて。
1冊終わってからも、またほかの本をとなって続いてきている。



最初の1冊目は、「世界は贈与でできている」

これは、なんとなく納得できるようなところもあり、えー?ってなるようなところもあり、そんな話をしながら読み進めていった。
なんだこれ?っていうのとかを、たとえばこういうことじゃない?とか、こんな風に解釈できないかな、とか、いろいろ話せてよかった。


次は、「他者と働く」
私の積読の中のいくつかから、ほかのお二人が気になるものを選んでいただいてこれになった。

これは、自分たちの組織内でもあるあるだったり、自分ごととしても考えやすかったのもあって盛り上がった。
お一人が組織職の方なのもあって、1on1などでのそれぞれの視点での意見があったり、自分ごとにしての気づきなどもそれぞれで、話せておもしろかった。
私としては、組織開発的な考えで進められているので、そんな話ができたのも嬉しい。

そして今は、「ずっとやりたかったことをやりなさい」
ワーク的なものをやりたいという方がいて、いくつかの候補あげていった中からこれに。

まだ冒頭と最初の週の分を読んだだけで、モーニングページ書けてない!ワークなかなかできない!とか、わいわい言いながらゆっくり進めている。
ほんとは、書かれているペースでがっつりやるのがいいんだろうなと思いつつ、やりたいことをやるための時間をつくる習慣ができるようにがんばる、みたいな。
苦手なところとか、感じることとか、それぞれやっぱり違うのでわいわいやるとおもしろいし、1人でだと途中でやめちゃったりするのが、みんなでだと続くのがよさそう。


本を提案した人は読みたいけど読めてなくて、ほかの2人は自分では選ばない意外な本を知れて読めたのが、単純によかったと思うし続いている理由でもあると思うけど。
ただ読んでるだけでなく、話す時間があるのがいいなと思うし、それが、続いている大きい理由なのではないかとも思う。

業務内容もこれまでの経験もばらばらで、得意なこととか性格とかも全然違う。
なので、気になることとか感想とかも違うし、それでも似ているところもあるし。
気になったこととかから、話が広がって話すこともある。

仕事関係ないつながりだから、仕事に関係ない話をしているから、こんな風に話せているのではないかと思う。
多分、ただ仕事をして出会っていても、こんなに話さなかったと思うし。
普段話さないような話をしたり、考えてみないようなことを考えるから、おもしろくて続くのではないかと思う。

こういう、ゆるくつながることや、ゆるいつながりだからこその深さやおもしろさが出るということがすごく好きだ。

もともと、ななめの関係をつくれる場づくりをと思ってはじめた対話会グループから、こういうななめの関係のつながりがうまれて続いているのが嬉しいなとも思う。

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