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必要じゃないもの。

必要じゃないものが好きだな、と思う。
あってもなくてもいいもの。なくても全然問題ないもの。人によっては不要で無駄と思うかもしれないもの。

絵本とか本とかまんがとか好きだし。自分の時間のかなりの部分は本やまんがに使っているし、絵本とか別にちゃんと読まないのに好きだから買うし。勉強したり役に立つような本よりもただおもしろくて読むものやきれいで見るものが好きだし。
服も必要なものよりも着たいから買うし、なかなか着るタイミングがなくても好きならほしい。無駄にいろいろあってほとんど着ていないものもある。着物とか浴衣とかもあまり着ないしうまく着れないけど好きだし。
食べものはお腹を満たすよりもきれいなものとかが好みだし(おいしい必要はある)、きれいな食器好みの食器で食べる方がいいし。栄養とか考えてあるよい食事よりも、お菓子とか紅茶とかお酒とか好きだし。
アクセサリーとか雑貨とかぬいぐるみとか、ただきれいだとかかわいいだとかでほしい。

でもそういう、意味のない必要のないようなものでも、癒しだとか潤いだとかテンションあがるとか満たされるとか、結局なんか理由をつけることもできて。
それを理由にして買ったり時間を使ったりとかしてしまう。

で、そんな理由もないような、ほしい気持ちわからないって言われたりするのが、靴だ。
きれいなフォルムの高いヒールの美しい靴。

靴、きれいなものはほんときれいだと思う。
パンプスつかれるし痛いし苦手だけど、それでもきれいでほしいと思う。
ルブタンとかジミーチュウとかの、細い高いヒールで踵からヒールの形がきれいなものとかめちゃくちゃ憧れる。
そこまででなくても、細くて高めのヒールが好きで、細くなくても高めで形のきれいなヒールが好き。

つかれるし、歩きにくかったりあまり歩けないから、持っててもたまにしかはかなかったりするし。ヒールをすぐにひっかけたりはまったりしてきれいに保てないし。
だから、歩くときは別の靴で行ってわざわざ靴履き替えたりすることになったりもするんだけど、ほんと意味ないと思うけど好き。

というのを、出かけた先でうろうろしてたときに思ったのでした。
和雑貨や浴衣が目に入ったり、グラスや切り子に目がいったり、きれいめの服に目をとられたり、かっこかわいいミニショルダーに惹かれたりしていたけど、ぱっと見で気に入ったピンヒールのミュールが好きすぎて、買わなかったけど店員さんに型番メモしてもらうくらいだった。

絶対これはいていくところないなぁと思うけど、なんならはいていくところつくるからはきたいくらい。
色も形もすごい好きでほんときれい。

この色すごく好き。
形もきれいだしヒールの細さもきれい。
はかせてもらってみた。
試着レベルではとりあえずはきやすい。

必要じゃないから、ただきれいだから好みだからってだけで、使いこなせるかもわからないようなものだから、余計に惹かれるのかもしれない。

でも、実際必要とは言えないものだけど、自分が気に入ってほしかったら、自分には必要なものなのだとも思う。

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