「外部」と「内部」ってなんだろう?

先日、組織開発の倫理についてお話を聞く&ディスカッションする場があって(内容についての感想も別途書けたら書きたいかも)、そのときに、「外部」と「内部」でも倫理が違うかもしれないよね、という話になった。

外部=外部実践者=ODコンサルタントなどとして組織外から関わる人
内部=内部実践者=人事や組織開発部署だったり、現場の実践者として組織内で実践する人

で、「内部」でも、人事などと、現場の実践者とでも異なる可能性あるね、という意見も出ていた。

外部と内部で違うだろうというのも、人事などと現場で違うだろうというのも、どっちも同感。

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そのときにちょっと思ったのが、本論とは全然違うんだけど、「外部」「内部」の分け方ってほんとにそれでいいのかな?ということ。
それも立場によって感じ方異なりそうで、異なるかもしれない点意識しておく必要があるかなぁと。

「外部」「内部」って、一般的には組織の外か中かで区別して呼んでいると思うのです。
それはわかりやすいし、明確に定義できていいとは思うのだけど。

「内部」でも人事と現場とで違うのだけど、そもそも現場の人から見たら、人事だって外部なんじゃないかな?と思って。
その組織の人事側と現場側の関係性にもよるけども、現場に介入してくる現場をよく知らない人・仲間でない人として、人事や組織開発部署でも、外部のコンサルタントでも、現場からは同じように見えるのではないかなと。
もちろん社内か社外かの差は認識されると思うけど、でも部外者や上からの指示落としてくるように見える人という意味で、感情的には同じ扱いにならないかなぁ…

さらにいうと、同じ現場の中でも、たとえば上司とメンバーとで距離感があったりする場合、上司主導で進めようとしても、メンバーからみたら人事と同じような現場あまりわからず上から指示する人のイメージで「外部」に近い感覚になるかもしれない。

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もちろん実際にODを進めていくときには、そういう、現場側の感情とかいろんな関係性も見て進めていくわけで、定義づけとかは関係なくなるのだと思うけど。

でも議論する上でも、その定義はどういうことかな?とか、ほんとにそれはみんな認識同じかな?とか、意識しながら話したいなと思ったのでした。

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