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いろんなタイプがいる前提で。

無意識に、同じような前提で同じような価値観でいるように思ってしまっていることってある。

特に、同じ仕事、同じ組織、家族や近しい友達、みたいな、一緒にいる時間が長かったり距離が近かったり、共有していることがあるとそうなりやすいよね?


そうやって無意識に、同じような価値観とか考え方だと思ってしまっていると、伝わらないだけではなく、ほかにも問題がある。

それは、無意識に違う意見を封じ込めてしまうこと。

「これがあたりまえだよね」
「みんなそう思うよね」
って前提で話されてしまうと、そうでない意見やアイディアが出てこなくなるリスクがある。

「あたりまえって思えないのは知識が足りないからかもしれない、間違うといやだから話さないでおこう。」
「みんなそう思ってるなら、違う意見言っても無駄かもしれない。何も言わないでおこう。」

そんな風に、間違えてるかもしれない、反対されるかもしれない、って思って、何も言わなくなる。

上司やリーダーとか上の立場の人や、声が大きい人が、「あたりまえだよね」ってスタンスでいると、従うしかないか、ってはなから話すのを諦めるってこともある。

何も言わない、を繰り返していると、何も考えなくなる。
考えたところで、無駄だから。

そうやって、意見がある人になんとなく賛同していたり、受け身なまま考えずになんとなく言われたことやる、って感じになりがちだと思う。

これが問題だなぁと思うのは、問題があることが見えにくいことだ。

伝えてるのに伝わらない、というときは、そこに問題がありそうだというのが、伝えてる側にわかるけど、話さなくなるっていうのは問題があるのかどうかわかりにくい。
もともと意見がないのか、遠慮したり我慢したり諦めたりしているのか、判断つかないから。
ほんとに賛成しているのか、本心隠して賛成しているのか、判断つかないから。

話してくれないなぁ、意見もってほしいなぁ、とか思ってても、相手をそうしているのはもしかしたら自分なのかもしれないよね?

話してほしいなら、自分の考えを持って出してきてほしいなら、話し方や問いかけ方に気をつけるといいと思う。
最初からそれをつぶすような言い方をしない。
みんながみんな、同じように考えてる前提でいない。
違う意見を否定したり誘導したりしない。

「こう思うよね」
「こうするのがあたりまえだよね」
ではなくて
「自分はこう思うけどあなたはどう思う?」
からはじめたらいい。

相手が自分の思うような答えをしてほしいな、って思うのをやめたらいい。
ほんとに相手の意見を聞きたくて、聞こうとすればいい。

「そういう聞き方をしたらいい」っていうテクニックの話でなく。
ほんとに、あたりまえとかなくて、違う意見でもよくて、正解とかなくて、「ただ、あなたの考えが聞きたいんだけど」って思って聞くってこと。

そんなの普通にやってる、ってつもりでも、なんだかんだみんな、自分の都合のよい何かを求めているから、そんな自分に気づいてやめることだと思う。

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