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「㊙︎展 めったに見られないデザイナー達の原画」がすごすぎる件 その2

「㊙︎展 めったに見られないデザイナー達の原画」がすごすぎる件 の続き。

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展示コーナーの感想を…

と思ったのだけどがっつりレポ書くのはもう1回見てからにしよう。
全然見たりないので。

なのでレポというよりは、はじめて見ての印象や感想をシンプルに書いてみる。

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全体的に照明落ち着いていて静かな中を、はじっこから順に見ていく。
最初は、すべての作品をほんとしっかりじっくり見るつもりだった。すみずみまで読んで見て脳にいれていくつもりだった。
すごい好きなのを目に焼き付けてから、それからあとで2巡目などで写真撮りたいのを撮ろうと思って。
図録とかあるかな、ひととおり見て図録とかに載っていないので記憶しておきたいのあったら撮ろうかなと。

(そしたら、今回の展示には図録とかないのが判明。展示用のグッズがあるわけでもなく…。というのがわかったので次は記憶のために記録しにいくつもり。)

自分でいうのもなんだけども、私は変にまじめで完璧主義なところがあって、ひとつひとつしっかり見ていこうと思ったら、入り口から順に、逃さず見ていきたいわけです。
ランダムに見ちゃうと、うっかり見逃してしまいそうだから。そんなのいやだから。
せっかくの「めったに見れない原画」なんだし。

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で、最初の入り口そばの、永井一正さんのところから見た。
そしてその、壁際の1列見終わらないうちに、これ全部じっくり見るのは無理だ!と思った。
時間足りない。体力も足りない。多分集中力も持たない。
朝から閉館までいるつもりだったけど、それでも無理だと思った。というか閉館の時間まで自分が持つ気がしない。

私はラフの線とか、手書きの文字とか好きなのだけど、線とか点とかをじーっと見ていたら、手書きの文字をそれぞれ読んでいたら、まったく見終わらない展示量だ。無理。
作品ごと、作品群ごとにみるのがせいぜいだろう。

展示は、「原画」なので、原画と次の工程への指示だったり、原画と途中過程だったり、設計図と模型だったり、があったりもする。
どう変わったかな、どんな指示でどうなるのかな、と比較しながら見ていくには時間もスペースも足りない。たくさん人がいるから行きつ戻りつ見るのは難しいし。
なので、次々見て、こうなってくんだなーと思う程度しかできない。ちょっと余裕あれば見比べるくらいはできるけど。

しかも、ラフや原画やプロセスだけで、完成形が展示されていないものもある。見比べたいのにできない!
これは図録(があったら)とか、作品集とかから完成見つけて、それからまた見てみるしかないんじゃないだろうか。これ1回で見るのがそもそも無理な展示なんじゃないだろうか。
そうだ、もう、またくるって前提で見よう…と思う。

(と思ったので、見返したいくらい気になるところだけ、ちょっと写真を撮ってみたりすることにした。)

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というか、この展示は知識や経験があればその分楽しみが増えるのではないかとも思う。そんなのなくても、ただ見てて楽しいけど。
知っているから想像できること、びっくりできること、読み取れること、などがあるのではないか。

この図からどうやって形になっていくのかとか、この設計図が、この指示が、どう変化するのかとか、わかったら余計楽しいだろうと。
読み取れないならせめて完成と比較できたらいいのに。

そのデザイナーさんをよく知っていたら、これがどの作品につながるのかとか、わかっっておもしろかったり、想像して楽しめたりしそうなのに。

技術的なことを知っていたら、どれだけその原画がすごいかとか、アイディアがすごいかとか、めずらしいかとかありえないとか、わかって楽しそうなのに。見る視点が増えておもしろそうなのに。
(これは、知らないから見えるところっていうのも存在するとは思うけども。)

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それでも、知識経験なくてもただ楽しいのもすごいと思う。

ラフや原画自体のすごさというか、アイディアのすごさや完成度の高さみたいなものは全然わからないけども、ただ単に線がきれい、線が好み、書き方が(描き方が)好みと思って見る。

設計図とか書き込み細かいし、なんとなくしかわからないし、立体でいまいち想像できていないのもあったりするし、似ているものの違いもわからない。でもよく見るとRがちがったり、ゆるいカーブがあったりとか、設計図そのもの見てるのも楽しいのだけど。ここからなんでこの建物になるのかわからないと思いながら、設計図自体がデザインとしてきれいだなと思ったりもする。

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それだけで楽しい、と思いながらも、やっぱり図録ほしい!!!と思う。

こんな展示ほど、図録必要じゃない?
いったん見て、図録で見直しながら、気になることとか見つけてまた見に行きたい。
図録確認しながら、完成した作品を見て(作品集とか実際の建築物とかね)、それからまた原画見に行きたい。
そうやって反復して楽しみたい。

写真撮れるけど、図録だからこそのきれいさと、説明とがあるから、図録がいい…!!

というかこの展示終わったら、この展示のサイトもなくなってしまうのだろうか。これ見るだけでも楽しいのに!
インタビューもあるのに。まだ聞けてないけど、それも繰り返し聞きたいのに。作品見て、インタビュー聞いて、また作品見て、とじんわり楽しみたいのに。

だけど図録や展示会のみのグッズがないからこそできる展示でもあるのだろうなと思う。そういう販売物つくるのなら、準備期間も相当長いだろうし、ぎりぎりまで展示作品悩んだりもできないだろうし。
(そういえばここでやる展示は、図録とかグッズない気がする。多分そういう、企画をそこそこスピーディーに実現していく場なんだろうな…)

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最後、展示見ての感想でなく今思っていることにずれてしまった。

気を取り直して、展示のそれぞれの感想はまた続きに。

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