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質問できないのはなぜなのか?

委託先のメンバーとふりかえりをしたり、原因や対応を考えているときなどに、何回か同じような話が出てきている人がいる。

そのひとつで、「スキル不足で対応に時間がかかっている」というのがあるのだけど、いつも「1人でかかえこんで時間をかけるよりまわりの人に聞けばよかった」「自信がないまま進めて対応方針間違うより詳しい人に相談したらよかった」と言う。
「質問した方がいいとわかってるけど遠慮してしまってできなかった」「これからは気をつけます」と言う。

気をつけます、って言ってもできてないから同じことを繰り返し言うことになっているのに、
「なんで質問できないんですかね?」
って聞いてみても
「まわりの人は質問しやすい雰囲気ではあるので自分がしないのがよくない」
「ちゃんとがんばります」
みたいに終わらせてしまう。

それは原因ではないし、なんでできないのか、に答えてない。

なんで?を考えずに、気をつけます、がんばります、だけではなかなかできないと思う。
これに限らずなんでも。

でも、そこに自分で向き合おうとしないと、進まないんだよな。
気をつけます、がんばります、というのでできてないから同じことを繰り返すのだと自分でわからないと理由を考えられないし。
原因に向き合おうとしてないないことに気づかないと進められない。

指摘したり問いかけたりはできるけど、人に言われても自分でほんとに気づいてないと、表面的に理解しただけで終わってしまう。
腑に落ちてないからそこから変われない。

やらないといけないとわかってるけどできなかった、っていうのは、極端な言い方すると、「やる気がなかった」「やる意義を感じなかった」と言っているのと同じだと思う。
スキル不足でやろうとしてもできなかった、というのは除いて。

わかってるならやればいいだけだ。
やればいいだけなのにやらないのは、やらない理由がどこかにあるはずだ。
変わりたくない、もしくは、変わらなくていいと、どこかで思う部分があるはずだ。
自分で気づいていなくても。

なんでできないのか?というのを、そういう風に1段2段深く考えてみたいよね。

(人のことだと、どこまで介入するのがよいのか悩みどころ。)

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