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娘が心細そうにギュっと手をみつめて【4歳女王通信】

幼稚園に通い始めた娘っこ。
今月早くも4歳になった。幼稚園に変わったからか、変化や成長を一段と感じる日々。


入園式前にスタートした預かり保育では、3日間続けて泣き叫んだけど、入園式後は一度も泣かない。「タッチ!」を元気よくして、朝お別れをする。


今朝のひとこま。

なんだか不安そうな表情をしていたが、気にすることもないまま朝ごはんを食べて、お着替えを終えた娘。



不安げに手を見ている。でも私は急いで送迎の準備なので、彼女の細かいところまで見ていない。


自分で靴を履いてよし出発!となった時、ギュっと手を握っていきたくないと言う。

えーーー、今日やっとスムーズに進んでるのに、また何かあるのかいと残念な気持ちが先行する。

「てのひらが汚くて保育園行きたくない」


夜に目いっぱいしたペンでのおえかき。
お風呂に入りなと言っても入らずそのままになっていた手。夜に気にならなかった手の汚れが気になるわけだ。


たしかにだいぶ汚れてる(笑)

さっと拭くも簡単に取れるような感じでもないので、今日夜取ろうと促して幼稚園へ急ぐ。




行きしなも手が気になるようだ。

「せんせいに何か言われるかもしれない」
と不安を口にする娘。


手が汚れてイヤなこと
先生に何か思われるかもしれない
怒られるかもしれないことが不安なこと

きちんと口にできる娘。


口にしてくれるからこそ、ギリギリ理解できる母の私。先生に伝えるから大丈夫だよと言って幼稚園へ向かう。


幼稚園に到着すると一段と強くギュっと握った手。不安なんだなぁ。


到着時間はカオスの朝。至る所でてんやわんやなっているが、先生に声をかけてお伝えする。


「気になるのに幼稚園きてくれてありがとうー!」

すぐに先生が声をかけてくれると、ギュっと握った手がゆるんで自分で話始めた娘。
 

「よごれた手が気になるの」

「あとで先生と手を洗いにいこうか」


娘もほっとした表情になる。

自分の手の感覚だけでなく、他者や先生という視点も気になる娘。世界の広がりを感じながら、鈍感な母は、先生の応対と、言語化の上手な娘に感謝しきりの朝だった。


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