見出し画像

キャンドルサービスは全卓まわらない@沖縄

沖縄の披露宴は昭和の時代で止まっている

今日は沖縄の披露宴演出についてお伝えしていきたいと思います!
下記リストの③、④を深堀☆

<沖縄の披露宴事情>
①当日の進行は型通りでほぼ一緒
②お色直しは2回がスタンダード
③演出は未だにスモークやバブルシャワーを使用
④テーブルラウンドはキャンドルサービスonly

⑤テーブル札は衝撃の漢字タイプ
 (通常はアルファベットや数字タイプです)

演出はいまだにスモークやバブルシャワーを使用

昭和のバブル期に流行ったゴンドラから登場まではいかないけれど、スモークやバブルシャワーの中から登場するのが日常的で演出が本当に古臭いなぁ、と思う。

式場さんの場合は、パッケージプランの中にこの演出が含まれるため、無料だったら使おう!という意識が生まれるのかもしれません。

最近ではウェディングでもプロジェクションマッピングがよく使用されるが、これも1パターンでありきたりに見えちゃう。

”プロジェクションマッピング”とは
コンピュータで作成したCGとプロジェクタ等の映写機器を用い、建物や物体、あるいは空間などに対して映像を映し、音と同期させる技術の総称をいう。

ゼクシィさんでもマッピングが紹介されていましたのでお時間あればウェディング用のプロジェクションマッピングをご覧ください!

この位オリジナリティ溢れるマッピングであればまだいいなぁ、と思うのですがオリジナルを制作すると内容によっては何十万と費用が発生してしまいます。。。

なぜこんなに演出重視なのかというと、沖縄の披露宴は200~300名規模の披露宴が一般的なのでかなり広い宴会場にて披露宴が行われます。

そのため、大宴会場には必ず常設のステージがあり、再入場はステージから始まります。

あまりにも広いステージなので演出が無いととても寂しく感じてしまうから皆さん演出を取り入れる、という流れです。

じゃあドアからの入場で良いのでは?と思うかもしれませんが、前回お伝えしたように沖縄の披露宴は2回お色直しをするのが通例なので、入場シーンは3回も訪れます。

3回も同じ入口から入場したら飽きちゃいますよね?なので決まりごとのように

1回目:ドア
2回目:ステージ
3回目:ドアorステージ

と入場口を使い分けます。もうここまできたら思い切ってゴンドラでも良いのかもしれません 笑
やはりお色直しは1回にしませんか…

テーブルラウンドはキャンドルサービスonly

キャンドルサービス

ゲストの皆さんお待ちかねのテーブルラウンド。
テーブルラウンドとは新郎新婦様が各ゲストテーブルを周りながらご挨拶をするサービスのことを言います。

一般的によく知られているのが、
*キャンドルサービス
*キャンドルリレー
*フォトラウンド
*果実酒セレモニー


など様々な演出がありますが、
沖縄では1パターンのキャンドルサービスonly。
200、300名を超える披露宴でこれ以外の演出はほぼほぼ無い状況です。

驚きなのはここから。
テーブル数が多すぎて1卓1分で急いで周ったとしても30卓だと30分かかるわけです。(まあ、1卓1分もあり得ないのですが…)

沖縄は披露宴のプログラムが多すぎてキャンドルサービスに30分もかけません。

ではどうするのか?
というと、事前にキャンドルサービスで周るテーブルを新郎新婦様に決めてもらいます。
ようは、「新郎新婦が事前に決めたテーブルしか周らない」と言うことです。

これは本当に県外ゲストからしたら絶対にあり得ない出来事。
新郎新婦来たー!今度はきっとこっちのテーブルに来るな、とカメラを構えて待っていてもそのまま通り過ぎてしまうこともよくあること。

うちなーんちゅ(沖縄の方)は披露宴会場に到着した瞬間に今日新郎新婦がキャンドルサービスで自分がいるテーブルを周ってくるかどうかを見分ける方法まで心得ています。

どう見分けるかと言うと…
卓上装花にキャンドルが付いているか付いていないかで判断します

分りやすっ!!笑

キャンドルが付いていれば新郎新婦がキャンドルサービスで周ってきてくれます。

付いていなければ、「あー今日キャンドルサービスこのテーブル周ってこないねー、隣のテーブル来るっぽいからキャンドルサービスの時は隣のテーブルに遊びにいこ―♪」

となります。
これだけでも衝撃なのですが、会場によってはキャンドルは全てのテーブルに設置されていて、「当日エスコートが誘導したテーブルだけキャンドルを付ける」というパターンもあります。

では、周らないテーブルのキャンドルは誰が付けるの?になるのですが、
ナント!!
新郎新婦が通り過ぎた後に、サービススタッフがキャンドルに火を灯します。(私のホテル時代はこちらのパターンでした)

もうこれは本当に辛いものがあります。
新郎新婦にやっと直接おめでとう!が言えると構えていたら、おふたりは通り過ぎ、スタッフがつけるわけですからゲストのテンションは下がってしまいます。
そして、キャンドルをつけるスタッフも可哀そうなんですよ…

沖縄の方はそれに慣れているせいか、新郎新婦様にキャンドルサービスを周るテーブルを選んでください、とお伝えしても悩みながらもセレクトしれくれます。

私はこの打合せが大嫌いでした…
ゲストを厳選するって本当だったらやりたくないですよね(^^;

全国のプランナーさんだったらこの状況どうしますか?笑
私は斬新なアイディアを考えていますが、残念ながら今は50~100名位のレストランウエディングを中心とした小規模パーティーしか担当をしていないので、まだ提案できたことがありません。

沖縄のプランナーさん、私の斬新なアイディア聞いてみたい!
というご希望があればいつでもご連絡ください☆

明日は一番昭和感がでる「テーブル札」について書きたいと思います。ここで沖縄の一般的な進行例も交えながら昭和からせめて平成くらいまでは持って行けるのでは?笑
という私なりの案をご紹介しますね!

他にもあります!
『沖縄の結婚式あるある』

興味のある方はぜひこちらから☆

MAKI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?