人はいつか亡くなるということ

わたしが初めて人の死に直面したのは小学3年生のとき。それは、当時 担任の先生でした。
先生は、1月期の終わりから大病で長期入院することになり、2学期からは臨時の先生が担任についていました。病気で入院とは聞きましたが、1学期一緒に過ごした先生が具合悪そうにしていた記憶はありません。

3学期の終わり頃、はっきりとした時期は覚えてはいないですが、先生の訃報が。
お通夜の日、母に連れられて先生のお宅へお焼香をあげに行ったのを覚えています。

なぜ の話をしたかと言うと、今朝、母からの連絡で深夜に父が救急搬送され入院したことを知らされたからです。

朝、スマホの画面を見て、一瞬 ドキッ としました。

父は、過去に一度 心筋梗塞で危篤状態になったことがあります。10数年ほど前のこと。
深夜、息苦しさを訴えた父が救急車で大学病院に運ばれ、緊急手術で一命をとりとめた日のことを思い出しました。緊急手術はただの応急処置的なオペで、本命の手術は体力が回復してから改めておこなう予定でしたが、当時、容態は回復せず「覚悟してください」とまで言われる事態でした。その後、紆余曲折、なんだかんだ、かくかくしかじか、ラッキーも重なり、見事に復活して退院しました。
当時、病院では死の淵から舞い戻った男として院内の医療従事者の間でちょっとした有名人となっていたらしく、父の退院時には担当医でない医師から握手を求められたんだとか。生還したからこその笑い話です。

父の心臓にはいろいろと問題があったらしく、その後も大学病院に通院して治療を続けています。今も。

今、わたしは地元を離れているので、頻繁に会うことはない状況。
年末年始に帰省して父に会った時には元気に笑っていました。体調が悪そうということはなかったと思います。

今日の午後、母から父の状況について追加連絡がありました。
父の心臓はだいぶ弱っているようですが、本人は元気なようで。療養と、今の父の心臓がどのくらいの運動に耐えられるのかなどを探るためとりあえず入院するとのこと。
父本人は元気にしているとのことを確認できて安心はしました。気が落ち込むと病状も悪くなりそうですしね。

永遠の命はないのだから、人はいつか逝く

今朝ドキッとなったことは、
今後いつだって起こり得る。

父は満74歳。
あと何年、一緒に年越しできるのだろう。

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