拝啓

わたしは一貫して願うことしかできません。大きな力はないし、生きるのに精一杯だからです。

先日、4月一人アパートにいたときに作った歌をふと思い出しました。一階の部屋は光があまり入らず、昼でもなんとなく暗くて、迂闊に外にも出られずただ携帯とパソコンだけがソーシャルな場所になっていて。その部屋で外に出たいと人と関わりたいと強く思いました。

最近色んな人と会って、見て学ばせてもらってきました。あの部屋からきっと今出られたと思います。それで色んなところのスタート地点に立っていると思います。4月から半年経った今また同じ気持ちに戻ってきているなと思ったのです。届きたいと思って空に手を伸ばそうと思うのです。ミスiDも参加しているけれどまだみんなの生きているところに自分が届いているのかわかりません。でもみんなが生きているといういのちの光にこの部屋から届きたいなと強く願います。みんながきらきらしているのをみて、そのまま輝いていてほしいとか生きてほしいとか烏滸がましいのかもしれないけど思います。

だから、すごく大事にしていて、出せていなかった歌をひっぱり出します。届かなくてもいいのでみんな元気で生きてください。


ああ、ひとり 夜明け 歩く川辺

菜の花 揺れる

ああ、ひとり 夜明け 歩く川辺

後追う 気持ちが こだまする 腹ん中


ああ、明日は どの窓から くるのかな

一つ以外を 世界から 消した

夜のかぞえうた 眠れないから

いちじ にじ さんじ よじ ごじ

もたれて白い壁 ぬいぐるみと目が合う

溢れ出す 歌い出す 

踊り出す 

1人でタンゴ


命つなぎ 落ちた涙 拾い集め 胸にしまい

育ちきって

壊れきって

最後なんて

ない と知って

ない と知って

ない と知って


ああ、夜を抜け出す 誰かに

ああ、夜を抜け出す 誰かに

遠いとこから降り注ぐ光へ

聞こえてますか





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