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【目的論】きっかけは、マスク

職場でのものの言い方、工夫されていますか

職業柄、会員制サロンに出入りすることがあります。先日、上司がこのラウンジを利用した際に同行したのですが、明らかに活気が戻ってきている、という印象でした。スタンバイするスタッフの数も、来客数も増え、そこにある笑顔も会話の量も、元あったような雰囲気に近づいてきているように感じました。それでも顔の半分はマスクで覆われています。違うのは、やはりそこです。

職場での話。今の部署、室員7人、どちらかというと長居している方ですが、出向という立場もあり、完全アウェイです。でも、物はハッキリ言います。「意見が言える力」発揮しまくりの私です。

先日、執務室内での打ち合わせがあり、横目で見たところ、3人ともマスクなしでした。短時間ならいいという判断なのか、と気になっていましたが、結局1時間近く、無防備な姿で話し続けていました。終わった頃を見計らって、「室内で長時間話をする時は、まだマスクはしてほしいです。今の定義ですと、濃厚接触者になりますよ。」と上長に言いました。その上長はすぐさま、注意喚起としてメールで周知してくれましたが、該当者はあまりいい顔をせず。その後、3人のうちのひとりと、同じ業務を進める際に、なんとなくギクシャクしてしまいました。私は言い方を反省しました。

行動に問題があるとしてもその背後にある動機や目的は必ずや「善」である

彼らの目的は、仕事で抱える問題の解決、そのための打ち合わせでした。私は、子どもを抱える立場として、リスクは最大限に回避したかった。それだけです。皆それぞれに、その時大切にしたい想いがあります。冷静になれば、判ります。

折角、勇気づけを学んだのに、エルムリーダーという立場なのに、わたくし、アイ(I)メッセージで伝えるところを、「あなたには、マスクをしてほしい」とユー(You)メッセージで伝えておりました。おまけに正論まで付け加えている。失敗です。「まだ感染が心配なので、マスクをしていただけると、皆安心だと思います。」(+あなたのことも心配です、優しさトッピング)こう言えばよかった。

失敗したと思ったら、即リカバリー。ピンチはチャンス!

他人の受け入れがたい行動に立ち合ったとしても、その行動の背後にある、建設的な目的に目を向けてみる。そして、問題解決へ向けた対処法を考え、行動し、目指す未来の目標に向けて現在やるべき行動を主体的に選び取る。【目的論】の視点です。ここからは、師匠のアドバイスですが、「その職場において、目的が、皆で心地よく仕事をしていくということで、それが目指すゴールとして明確にあるならば、協力者として今後の関係を構築していけばよい。ピンチはチャンス!」。

現時点では、近距離でのマスクなしでの長時間の会話は、やはりリスキーだと思います。これは私の意見です。一方で、長時間過ごす職場では、皆が協力的で、気持ちよい雰囲気をつくりたいです。これが目的です。

同じような事象に立ち合うことがあったら、あなたなら何と言いますか。

今日もそのままのあなたで。また明日。

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