今までのこと④大きな病気が発覚!

働きすぎの毎日を変えようと、バンダイに出戻り転職をしたわたし。
そのときに雇用時検診があり、久しぶりに出社しその日の夕方、バンダイ本社近くの小さな病院へ健康診断を受けにいきました。

小さな病院ながらもレントゲン検査もその場で受けられ、結果もすぐに出ました。
結果を聞きに診察室に入ったら、おじいちゃん先生が明らかに動揺している。。。
傍にはさっき撮ったレントゲン写真。
わたしにもわかりやすーく胸のあたりに白い丸いものが写っている。。。

「胸ポケットに何か入ってたりしなかったよね?」
「ネックレスとかもしてないよね?」
と何度も確認されたのですが、間違いなくそれはきちんと撮影できたレントゲン写真です。

「まだこれが良性とも悪性ともわからないから、大きい病院紹介しますね。すぐに詳しく診てもらいに行ってくださいね」と、おじいちゃん先生。
婦長さんっぽい貫禄いっぱいの看護師さんはわたしの肩に手を置きながら「大丈夫だからね」と優しく声をかけてくれている。

先生と看護師さんのただならぬ雰囲気に、「あれ、わたし結構ヤバイの??」と思ったのを覚えています。

そして新宿にある大きい病院に行き、
「検査→後日、検査結果を聞きにいく→また検査」と、あらゆる検査を2,3ヶ月繰り返し、判明したのは「肺がん」。
(正式には私の場合は肺カルチノイド。)
腫瘍の大きさは2〜3センチ。結構大きな腫瘍でした。

腫瘍の場所もやっかいな場所で、大動脈に浸潤している可能性も。そうだった場合はかなりの大手術になるとのこと。肺も一部切除で済むか、左肺全摘になるかも、開いてみないとわからない。

左肺全摘になった場合、その後の生活にどれくらい影響が出るのかはすごく心配でした。先生に聞いたら、人それぞれだからなんとも言えない、とのこと。

手術前に友だちとカラオケに行ったのですが「もしかしたら肺活量がめちゃくちゃ落ちて、最悪カラオケとかもう楽しめないかもなー」とちょっと覚悟したのをすごく覚えています。

そんな時期、わたしを支えてくれていた存在がありました。

当時、ライブに足繁く通っていたバンド「FUNKIST」でした。

つづく。

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