いままでのこと⑥手術後の目標はライブ観戦!

肺がんの手術をしたのは、確か2019年3月20日頃だったかと思います。(うろ覚え)
初めての手術。
手術直前はもう開き直るしかなくて、
「まな板の鯉状態だなぁ〜」なんて状況を面白がる余裕もありました。
麻酔をかけるときにクラシックの音楽がかかっていたのを覚えています。

そして次の記憶は、麻酔から覚ますために先生か看護師さんから声をかけられている場面。傍に父と母がいたような。
その日は経過観察室的なナースステーションの裏の部屋で一夜を過ごしました。
術後の熱がでて苦しいし、エコノミー症候群対策に履かないといけなかったキツい靴下みたいのが窮屈で脱ぎたくて、極度の近視のためメガネもコンタクトもないから何も見えなくて、その状態で過ごす一晩はものすごく長い時間に感じました。

そして翌朝。
看護師さんが来て、早速ベットの上で起き上がらせてもらえました。

手術後初めて、リハビリのために廊下を歩いたときに、思いのほか息切れがひどくてびっくり。
数歩あるくだけでハアハアしてしまいます。

手術自体は予想されていたなかで一番少ない負担で済みました。
左肺の半分を切除だけで済んで、血管縫合などはなく、不幸中の幸いとも言える手術でした。

それでもちょっと歩いただけでこんなに苦しいとはびっくり。

でも1ヶ月後のFUNKISTのライブに行くために、とにかく早く元気にならないといけません。笑

入院中はとにかく三食しっかり食べ、一日に何度も自主リハビリのため廊下を歩き回り、しっかり寝る毎日。
一週間で退院し、その後一週間は自宅療養。自宅療養中も、一日に最低三回はリハビリで散歩。ちょうどその頃、桜の季節だったので、お花見も兼ねて当時住んでいた近くにある善福寺川公園の桜並木を毎日歩きました。桜吹雪がとってもきれいだったなぁ。

そうしてすこしずつ、職場復帰。
初めは数時間だけ出社から始めて、少しずつフルタイムへ。
お昼休みの半分は、リハビリの散歩。

とにかく時間を見つけては、散歩してました。

それもこれも、FUNKISTのライブを見に行くため!笑
人間、そういう目標があると、継続できるし頑張れるものなんですよね。

そして迎えた2009年4月26日。
連日のリハビリのかいがあって、肺活量は完全には戻らないまでも(そもそも以前より肺が小さくなってるんだから元に戻るわけがない。)体調は万全!!
まだあんまり動きすぎると傷が開くよ、という状態ではありましたが、スタンディングのライブに最初から最後までしっかり参加できました。

その時のライブはこちら▼
https://www.barks.jp/news/?id=1000049016

手術後、最初の目標は無事に達成!
体力も体調も回復し、どんどんやりたいことをやっていこう!と、次の目標は…

またそれは、明日につづく。


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