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僕が病院で海の写真展示をしている理由

僕が病院で海の写真展示をしている理由

 

『こんなこといいな できたらいいな』と子供の頃、通院していたときに思っていた事が実現出来てほんと嬉しい。先天性の病気で生後3日で手術をした後、12年通院していました。夢、実現した。
病院での海の写真展示二回目!! -

 

 

「小児病棟で写真を展示する」という夢の実現が決まった時にほっとしました。生きている間に叶ってよかったと思う気持ちだったけど、この感覚、初めてじゃないかも?と何かはわからないけど思った。そして今思い出しました。

それは、最後に通院した時に「もう大丈夫」と医師に言われた時の心境と同じでした。

 

小児病棟に写真を展示する、というかたちで戻ってこれて嬉しい。通院していたあの頃の自分に見せてあげたいな。検査待ちで不安の中、本を読んで意識をそこから出来るだけ遠ざけていた自分に。当事者として、今通院したり入院している子たちの気持ちがわかります、ほんと。

僕は先天性十二指腸閉鎖症という病気で生後3日で手術をしています。

 
そして

0才から12才の誕生日まで大阪の小児病院に検査通院をしました。何回、検査をしただろう、何回、手術跡を診てもらっただろう、何回、母と一緒に長椅子に座りながら順番を待っただろう、何回、病院の壁を見ただろう、何回、不安になったか、何回、お医者さん、看護師さんの優しさに救われただろうか。何回、平気なふりをしただろうか、何回、持参した本に救われただろうか、何回、大丈夫なのかな?と聞きかけただろうか、何回、帰りの電車の中で安心しただろうか、何回、ご褒美のホットケーキを喫茶店で食べただろうか、何回、原因不明の体調不良になっただろうか、何回、何回、何回も。 

 

こうだったらいいのにな、病院の壁に、もっと絵やきれいな写真とかあった方がいいのにな、そういうの見たいな、何回も思っていたけど、そんなの言えなかった。だから僕はあの時の自分の『こうだったらいいな』を叶えたかった。

叶った時、嬉しすぎて泣きました。

 

 だからこの活動を頑張りたい。
僕が先天性の病気を公表している理由

 

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