見出し画像

いたしません、をわたしへ贈る

新年明け1月3日、自分が「しないこと」を考えて、探した。
それが「いたしませんリスト」。

なぜ探したか?自分を大切にするために。

似ているようだけれど
「しないこと」リストを作った、という響きと、
「いたしません」リストを作ったという響き。

わたしは後者に、ただ探して決めたというより、
意思と責任を持って自分へ宣言したような色合いを感じる。

念と願いを込めたわたしの決め事たちを、ここに書き残します。
ひとまず1年後の自分へ、あなたが見返すことを想像しながら。

画像5


ひとつ)上の空で家族の話を聞きません

3歳児と夫、そしてわたしの3人家族。
2020年、夫婦ともに在宅勤務が増えて、家族で共有する時間が増えてとてもうれしい。
わたしには「一に健康、二に家族、三四がなくてあとその他」だからなおさらだ。
しかしそれに伴い違和感もおぼえた。

わたしは家族の話を聞いていないから。

一緒にいる時間が増えて、仕事中、家事、その他作業中に話しかけられた時、上の空で聞いたり、返事したり。自分のやっていることの手を止めぬまま。

今年、異動した。3回目だ。
今回の上司はおどろくほど「ほぼどんな時に話しかけても、手を止め、
体をこちらに向け、少しでも時間を作ってくれる人」だった。
こんな人いるんだ、という衝撃。
私の中に毎日すこしづつ粉雪のようにふわふわ重なっていく、
「このひとになら思い切って色々相談できる」「このひとになら話せる」きもち。

このうれしさを知れたなら、わたしは家族にもそうでありたい。

画像2


ふたつ)わからないことを、わからないまま放置しません。でもわからないことを、矢鱈に排除しません

ネガティブ・ケイパビリティという本、
わかりやすさの罪という本、をいま同時に読んでいるところ。

わからないことってこわい。
私は2年半慢性痛を抱えているのだけれど、
「なぜ」痛いのかわからないのがこわい。
でも痛みの原因ってそんな簡単にわかるもんでもないと、知った。
わかるという状態を、私は当たり前のもの、それが善、行き着く所だと
思いすぎていたかもしれない。
わからないことと、どんな風に共存していこうか。

でも、自分の「わからない」(=知りたい)とうまれた気持ちを、ぞんざいに扱いたくもない。
勇気をもって、それを調べてみる、手を伸ばしてみる、一歩進んでみる。
そのあとで逃げてもよいし、共存してもよいし、別れを告げてもよい。そうだろう。

画像3

みっつ)おなか一杯たべません
よっつ)怒りをこころにためません 
いつつ)自分を見て見ぬふりしません

ほかの方の「いたしません」で拝見して良いなと思った「腹八分目」。
必要量を超えてモノを食べる行為、とっても身に覚えがある。

苛々・もやもやする時ほど、スナック菓子のごみや空き箱は増え、
コンビニでなんとなくシュークリームやプリンの棚の前に立っている。
なにか満たしたくて貪っているときがある。

あ。貪瞋痴の貪ぽい、とおもった。
(私は仏教にはまったく明るくないので、細かい点はどうぞご容赦ください)

貪瞋痴とは(以下wikipediaより引用)
仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩。三毒。
人間の諸悪・苦しみの根源とされている。
貪:貪欲(とんよく)ともいう。むさぼり(必要以上に)求める心。
一般的な用語では「欲」・「ものおしみ」・「むさぼり」と表現する。
瞋:瞋恚(しんに)ともいう。怒りの心。「いかり」・「にくしみ」と表現する。
痴:愚癡(ぐち)ともいう。真理に対する無知の心。「おろかさ」と表現する。

改めて調べたら、ひとつずつ考えてみよう、と思い直した。

貪:欲深く、際限なく欲しがる心。必要以上に求める心。
→おなか一杯たべません。腹だけでなく、心もお目目もお耳も、八分目で。今目の前にあるもの、すでに自分の中にあるものを、もっと味わって。
コンビニスイーツ、さよなら、ありがとう。

瞋:怒り、憎しみ、恨み、妬み。
→怒りと悲しみを内に詰め込みません(適切に排出します)書いて書いて書いて外に出して。手ばなしてさよならしよう。ボイスメモも今ハマっている。声にしてことばとして出す、それだけでもだいぶ違う。 

痴:無知であること。真理を知らないこと。
→自分自身の観察をまず見ようとして、見て見ぬ振りもしません。あ、なんか自分が見えてないぞ、モノの見方がゆがんでるかも?という気配がないか、定期的に立ち止まります。気配があれば距離を取ります。視点を変えます。他人目線を想像します。

(わたしが長年ファンの椎名林檎さんのアルバムに「三毒史」というズバリそのものの作品があります。1曲目「鶏と蛇と豚」、ぜひミュージックビデオご覧ください)


画像5


自分を大切にすることと他者を大切にすることは必ずつながりを持つ。
だから何度でも、考えてこころみて念と願いをこめる、
わたしはその作業をないがしろには「いたしません」。とここに祈り、誓います。

-------------------------------

「いたしません」リスト作成は、私がコーチングを学んでいるコーチングプレイスのイベントで行いました。
私が参加した5:30-6:30の回でも20人ほどいらっしゃったかと思います。
ほかのみなさんのシェアで得られた気付きがたくさんありました。ありがとうございました。
主催してくださった日原タバッリーニ幸枝さん、ありがとうございました。
コーチングプレイスについてはこちら
ゆるい学びで、人生が「加速する」オンラインコーチングスクールです。

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?