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オンラインショッピングもいいけれど。

先日、数ヶ月ぶりに1人で百貨店を回った。
美容室の予約まで時間があり、普段ならカフェにでも入るのだけど、その日はうろうろしたくなったのだ。

久しぶりのウィンドウショッピング

とはいっても、時間はざっと30分。
シューズ売場を回り、いくつか手に取るも何も買わず。インテリアショップに入り、眺めて出た。

けれど、その短時間でも、リアルの店舗で受け取る情報量が桁違いに多く、視線も思考も次々と移り変わる刺激的な環境に、心から驚いた。

商品棚に靴がずらっと並ぶ。いろんなブランドのボードがある。
あぁ、ここのパンプスは新社会人のときにお金を貯めて買いに行ったなぁ。7cmヒールを履いていた日常を懐かしむ。

ディスプレイされてる靴は、SNSで流れてきた気がするけど、ちゃんと見てなかったな。これが流行ってるのねと一目でわかる。

パンプスを手に取る。黒のエナメル。
隣の棚の違ったデザインのものは、光沢が控えめで、こっちが好き。
触ってみると、生地の柔らかさも全然違う。

履いてみると、今日着ているパンツと合わせると、地味に見えてしまう。
陳列されてると、上品に見えるのに、なぜかしら。
むむむ・・と思いながら、フロアを移動する。

インテリアショップでは、さらにインプットが多い!

見上げると、おしゃれな照明が並ぶ。デザインの違いを楽しんでいたら、よく見ると、それぞれが放つ光が全然違う。明るさ、柔らかさ、色味。写真だとわかりにくいところ。

小物コーナーにいくと、ディフューザーがずらり。溢れる香り。集まる若者。
試してみないとわからないよね、とは思う一方、いくつか試すとわからなくなるよねとも思う。

寝室に飾るアートポスターを見たかったのだけど、立ち寄った店舗には大判のポスターが多くて、そのまま退店。
それにしても、くらくらするほどの刺激の多さだった。

本屋さんが好きな理由

そういえば、私はもう10年以上電子書籍を愛用してるのだけど、最近買いたい本に出会えないなと思ったら、ふらっと本屋さんへ行くようにしてる。

人気ランキングや特設コーナーでの発見、装丁に惹かれて手に取った一冊、そういった出会いから購入欲に繋がることが多々ある。

あとは、やっぱりあのずらっと感だよね。
本のタイトルが、表紙が、帯が、おすすめコメントが、どこを見ても目に入る。
いろんなジャンル、いろんなメッセージがあるけれど、その中でも目に留まるものは、やっぱり自分が欲してるもの。

何冊か気になったものを並べると、「あ、私いま、ここに悩んでたのか」って気づくこともある。お悩み相談所なのかも。

本屋さん独特の匂いもすき。
紙の匂い?

でも、やっぱり便利なオンラインショップ

こうして、外でたっぷり刺激を受けて、買い物欲を取り戻して、自宅でゆっくりオンラインでお買い物。

一消費者としては、このスタイルが有り難いけど、リアルの店舗からしたら嬉しくないよね・・。

いま自分自身が完全オンラインで仕事をしていて、その分なおさら実感した、オンラインの便利さと裏腹に削ぎ落としてるものたち。

ちゃんと認識しておくこと、意識的に取りに行くこと、大事にしようと思った週末でした。

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