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コーヒーを意図的に選ぶ①

コーヒーは好きですか?

私は某コーヒーチェーンでのアルバイト経験を通して大好きになり、いまでは毎日2~3杯は飲んでいます。

アルバイト期間中は好きが高じて仲間と勉強し、合格率数パーセントの社内資格を取得。
一般のお客様へのコーヒーセミナー(の助手)なんかもさせていただきました。


コーヒーの香りに包まれ働いていた頃からは8年程経ってしまい、知識の細かい点には自信がないのですが、いまでも喫茶店のメニューを見てここだけはチェックする、というふたつのポイントをお伝えします。※一般のコーヒー好きの意見です


〈ポイント1〉 ブレンドかストレートか
〈ポイント2〉深煎りか浅煎りか
〈おまけ〉エスプレッソって?→別記事に書きます


〈ポイント1〉ブレンドってなに?

ってなりませんか?名前の通り、種類の異なるもの(=ここではコーヒー豆)が混ざっているのですが、どんな位置付けなの?と思われることが多いと思います。

コーヒーにおいてブレンド、とは異なる産地のコーヒー豆が混ざったものを指すことが一般的です。

そのため、ストレートコーヒー=産地が一種類のものと対比するとわかりやすいです。

喫茶店のメニューや、コーヒー豆を販売する店舗にいくと、ブレンドにも種類があったり、ストレートコーヒーはどこかの国の名前が並んでいたり、一見複雑に感じると思います。

が、めちゃくちゃざっくりと、ブレンドは「こんな味を出したい!」というゴールに向けて意図的につくられたもので、飲みやすいものが多い、と覚えておくと良いでしょう。

喫茶店のメニューでも、一番上に来ることが多いと思います。
お店のスタンダードの味、が味わえるのではと思います。

ただ、ブレンドといっても、例えば、「モーニングブレンド」は朝の目覚めにぴったりなスッキリした味につくられ、「オータムブレンド」は秋の夜長に合わせてどっしりした味がつくられる、といったこだわりは各店であるかと思います。

一方、ストレートコーヒーは産地の国名や農園名がつくことが多いです。

赤道付近の熱帯地域に農園が多いと言われており、品質の高い豆が多く出回っている国のものを、などという選び方もあるのかもしれませんが、

ここでは、加工法がコーヒーの味に影響する点のみ補足したいと思います。

コーヒーは、コーヒーチェリーの木から実を摘み、果実部分を取り除いたものに、火をかけることで、私たちが目にするコーヒー豆になります。

ここで言う加工法は、「果実部分を取り除」く方法のことです。※「火にかける」は次のポイントで

多くのコーヒーは水洗式といって、水を使いますが、そのためには大きな機械が必要となります。
小さな農園が密集する地域などでは、一部のみ水を使ったり水は使わず天日干しにしたりします。

特に、天日干ししたコーヒーはワインのような果実っぽさを感じられることがあります。

では、水洗式のコーヒーは味にどんな違いがあるの?については、ぜひお店の方に聞いてみてください。(笑)

喫茶店を経営したことはないのですが、きっと、商社さんや焙煎屋さんとのコミュニケーションを通じ、その農園で採れるコーヒービーンの良さを理解し、美味しく提供できる自信があってメニューに入れられているのだと思います。
味の特徴は言わずもがな、そんなストーリーや想いを聞いて味わうコーヒーは、すこし特別に感じられるかもしれません。

〈ポイント2〉浅煎りか、深煎りか?

缶コーヒーなんかでも、よく見る表現ですね。
漢字だとより一層、想像に難くないかと思います。

先ほど、コーヒーは実から果実を取り除き火にかける、とお伝えした中で、どれくらい火にかけるかのお話です。

一般的に、浅煎りは、あっさり、すっきりした味を感じやすいです。
コーヒー豆の特徴も相まって、レモンティーのような風味のものに出会ったときは衝撃でした!
酸味が苦手な方は避けた方がいいかもしれません。

深煎りは、しっかりした味となり、舌の上に味が残ることを表現するコクが感じられると思います。

苦味も感じやすいですが、ミルクやシロップと合わせても負けない味わいがあり、飲みやすくする工夫が楽しめると思います。
ミルクチョコレートや濃厚なケーキにも合うでしょう。

余談ですが、ワインでいうマリアージュのような「食べ合わせ」はコーヒーも例外ではなく、基本的には似た風味のものを合わせると魅力が倍増すると言われます。

さっぱりした味わいのコーヒーとレモンケーキ、ローストビーフのサンドイッチにはどっしりしたコーヒー、など。
コーヒータイムがさらに楽しくなりますね。


〈おまけ〉エスプレッソってなんだっけ?

同じコーヒードリンクでも、「エスプレッソ」ってよく耳にするけど…なんだっけ?とお思いの方も多いかなと思います。

普段コーヒーと呼ぶ飲み物は、挽いたコーヒー豆にお湯をゆっくり落としドリップします。150cc~ の分量で作られることが多いです。

ですが、エスプレッソはコーヒーよりも非常に細かく挽いた豆に少量のお湯と気圧を一気にかけ、短い時間で抽出した飲み物を指します。

分量も25cc~と少なく、コーヒーをぎゅぎゅっと濃縮したイメージです。

エスプレッソドリンクについては、また別のnoteでお伝えします!


〈まとめ〉嗜好品としてのコーヒー

ここまで、コーヒーを買うときに意識すると面白いよ!というポイントを書いてみました。
好きなものを伝えようとすると、こんなに長くなるんだなぁと驚いています(笑)

とはいえ、憧れの先輩の言葉を借りると、「コーヒーは嗜好品なんだから、好きに飲めばいいのよ」と(!)

美味しいな、と思えれば何を選んでもいいんです。

ただ、いくつかポイントを押さえると、「ここのコーヒーは好きだけどすこし酸味が苦手…つぎは深煎りに変えてみよう!」とか調整ができるかなぁと。

読んでくれた方のお役に立てたら幸せです。
本日も、ありがとうございました。

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