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四国歩き遍路日記 2日目 3番~7番
2月22日
夜中に北海道で震度6弱の地震があった。昨年の地震の余震らしい。テレビをつけながら寝ていたので、まどろみながらそのニュースを聞いていた。
朝6時からお勤め。韓国の団体は堂に入るなり、本尊に向かって三跪九叩を始めた。映画の中でしか見たことなかったので、実際におこなわれてるのは初めて見た。
後で住職と話したが、たぶん向こうの宗教団体かなにかじゃないかとのことだった。
今日から一応白衣を羽織ることにしたが、遍路笠はいざかぶってみると後頭部がザックにガシガシ当たるのが嫌で、結局ザックに括りつけておくことにした。
気持ち的にまだ遍路が板についてないので、地図を見ながらさぐりさぐり歩いていく。同時に「ああ、とうとう俺は遍路をやってるんだ」という感慨も沸いてくる。
遍路道の看板どおり野原の道に入っていくと、そのまま3番金泉寺の境内に出た。まだ朝早いので人気はない。
4番に向かう途中の神社に立派な木があった。思わず拝んでいく。
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風情のある田舎道を通って4番大日寺到着。
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そして、ほどなく5番地蔵寺到着。
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このあたりからしだいに肩が疲れてくる。とにかくザックが重いのだ。背負うたびにずしりとした重さを感じる。
事前の情報で荷物は1gでも減らす努力をした方がいいと散々見てきたが、ここにきてようやくその意味が身をもって分かってきた気がする。
荷造りするときはこれくらい追加しても大した重さにならないだろう思っていたが、今となっては1gでも減らす努力をしなかった自分を呪いたくなる。
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途中コンビニで飯を買って食べ、昼過ぎに6番安楽寺に到着。
今日はここの宿坊に泊まるのだが、時間はあり余ってるので、7番十楽寺に行って戻ってきた。
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それでもまだ2時前だったが、宿坊に入れてもらえた。夕方にお勤めがあった(逆に朝はない)。最初に納札と供養したい人を書いた紙を玉串みたいな木に結び、自分の願を書いた木を護摩だきする。
その後、堂内に作られた川に灯篭を流したり、仏様の周りを念仏を唱えながらぐるぐるまわったりと盛りだくさんな内容だった。なんだかんだとお勤めが終わったのは50分後ぐらい。
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部屋で、7番までもらったご朱印を見返す。そして大部分がまだまっさらな納経帳をパラパラとめくっていく。
当たり前のことだが、これが88番まで埋まる日がいつか来るわけで、まだ2日目の自分にはとうてい想像もつかない。
そう簡単にリタイアするつもりはないが、本当に最後までやりきれるのか半信半疑でもある。
明後日の焼山寺の行程、散々迷ったあげく一番大変であろう植村旅館に泊まるルートに決めて、予約の電話をした。覚悟を決めてやるしかない。
20時57分 泊:安楽寺宿坊(素泊4600円)
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