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あちらを立てればこちらが立たず

完ぺきは有り得ない



いま本職の方で、
紅葉イベントに携わっているが、
毎日のようにトラブルが起きている。



昨年までは別の団体が主催していたものを
今年からうちの会社が引き受けることに。



3か月前から動き始めて、昨年までメインで
動いていた団体から引き継ぎも行い、
あらゆる事態を想定してこの期間を迎えた。



が、毎日毎日トラブルの連続。



想定していなかったものもあれば、リスクを
過小評価していたものが、実はとんでもない
原因だったりと踏んだり蹴ったり。



机上の空論にならないよう、
現場でシミュレーションも実施。
そうすることで浮上したリスクもあった。



次第に明らかになるリスクへ対応しようと
すると、つぎはぎの対応で、注意事項の
文量が増える一方。



ルールが複雑すぎて付き合いきれない
ゲームのような状態。



運営側も全て把握しきれないルールを
参加者が理解できるわけもなく。



社会経験豊富な複数人で対策を練っても
結局穴がある。完ぺきなものは作れない。



自らに置き換える



…という実体験を通じて自身が繊細なHSPで、
つい完ぺきを追い求めてしまう性格に対して
良い意味で諦めることができた。



「あちらを立てればこちらが立たず」
完ぺきを目指すとどこかで矛盾が生じるもの。



分かりやすくシンプルを意識すると
細部の大事な部分が伝わりきらない。



丁寧に細かく伝えようとすると
情報量が多すぎて逆に伝わらない。



相手によって伝え方を変えることがベストで、
対大衆に向けての対応には必ず不足が
生じるということ。



不足を指摘された時にどのように対応するかを
念頭に、完ぺき主義にこだわらず日々の
生活もこのイベントも乗り切りたい。

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