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不安障害は環境変化で克服できる?

発症の原因はヘビー級の重圧



6年ほど前、不安障害を発症した。


それまで、適応障害の経験はあったものの、
発症当初は職場へ行くと声が出なくなったり、
座っていても眩暈がするといった状態に。



原因は仕事の重圧といったところ。


やる気に溢れていて、どんな難関な課題も
成長のために!と前向きに対峙していったものが
いつの間にやら高い壁へと変化。



周囲からの期待がプレッシャーに。
相手するのがちょっと厳しい印象の仕事相手が、
恐怖にしか感じられなくなってしまった。


休職中も襲われる別の不安



それから、半年の休職を経て退職。
転職兼移住を行い、再発は現在も免れている。


休職中は、プレッシャーや恐怖から
一時的に逃れられることができても、
生活面の不安からは逃れられなかった。



休職することで給与もなし。
社会保険料や社宅の家賃も自腹精算で、
切り詰めても毎月赤字になる生活費。


かといって復職について前向きに
考えられないのは、自分の弱さが原因。と、
負の連鎖に陥っていた。



気がつけば年が変わって、
年度始めもすぐそこに。


このままでは生活していけないという
現実に直面して、休職中ながらも転職活動を行い
結局、その職場へは顔も出さず退職することに。



顔も出さずに退職については
今も悔いが残るところ。


一緒に仕事をしていたチームの方々には
退職前にランチへ行けて、お詫びと感謝を
伝えられたのがまだ唯一の救いといったところ。



結果、環境の変化を決意し始めてから
不安障害の症状は快復に向かっていった。

環境の変化は博打



大都会から過疎地へ移住を済ませ、
職種もガラリと変わり、何もかもが新鮮だった。


「地域おこし協力隊」の制度を利用して
町役場の臨時職員として町を駆けずり回った。



移住し始めの頃は、のんびりとした流れの中でも
都会で経験したことが求められることが
気持ちよく、やり甲斐もあった。


ただ、次第に小さな町ならではの人間関係に
悩まされて、地方移住1発目の職場は
1年もたずに辞めてしまうことに。



都会で挫け、田舎でも挫け、
それはもう悔しかった。


自分のひ弱さを嘆いたが、
神様は見捨てていなかった。



なんとすぐ近くで手を差し伸べてくれた方がいて、
おかげで今もその方のご縁で仕事を
続けられている。


環境の変化は気分転換には最高の薬であることは
間違いないけれども、必ずしも永遠の効き目では
ないことを体験できた。



「本当に必要としてくださる方のために」


この考え方は生涯変わらないと強く思う。
だからこそ、少しでも誰かの参考になればと、
今後も実体験をありのまま発信していきたい。

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