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特別キツかった「うつ」時の経験

昨年の今頃、「うつ」を発症したことから
自宅療養していた。



調子の良い時は外で運動できていた反面、
辛い時は絶望感に襲われた。


「うつ」状態に波がある中でも
特別キツかった経験を紹介したい。


スーパーの陽気な音楽



「うつ」でも食料品の調達は欠かせない。



ただ、休職中は傷病手当をもらえているものの
金額は通常の給料の約3分の2。


加えて、社会保険料は給与天引きできないため
傷病手当から捻出せざるを得ず、
自然と節約生活を意識していた。



そこで、利用していたのは某有名企業のスーパー。


店舗の規模も大きいことから、
近所のスーパーより1〜2割ほど安い感覚。
さらに、品揃えも地域で一番。



ただ、店内に流れる陽気で大きな音楽は
「うつ」の身にはただただ辛かった。


対策としてイヤホンで
好きな音楽を聞くという物理的な耳栓。



イヤホンを忘れてしまった時は
買い物時間が罰ゲームでしかなかった。


車の運転



まけまなは今、過疎が進む地方に住んでいる。
最寄駅は徒歩40分で、電車も2時間に1〜2本、
バスは1日に3〜4本というまさに田舎。


とても車が無いと満足に生活できず、
通院も買い物も自家用車を利用する。



運転は好きな方なのに、
体調が優れない時はただの苦行だった。


運転にはある程度の集中力が必要で、
正面だけでなく周囲への意識もかなり重要。



調子が良くない場合、制限速度が
早すぎると感じてしまい、低速で走っていても
目の前を流れる景色に酔ったことがあった。


集中力も持たず、ただボーッとしていて、
交通量の少ない田舎だったことから、なんとか
無事故で済んだと今になって思うほど。


こんな辛い時にこそ電車移動ができれば…と
今の環境に嘆いてしまった。


近所の目



調子の波に関わらず、ご近所さんの目は
休職中はいつも気にしていた。


  • 平日は無いはずの車がいつも置いてある

  • 朝昼晩どの時間帯も生活音が漏れ伝わる

  • 出社・帰宅時間にすれ違うはずの姿がない



など、数日〜数週間ならまだしも、
休職していたのは半年。きっとご近所さんは
不自然に感じたことでしょう。


そういった「近所の目」を気にしすぎた結果、
通院以外で外に出る機会は激減。



当然の運動不足で筋力は低下して、体重は増加。
不健康コースまっしぐらなのも影響して
きっと復職も遅くなったのではと実感。


これこそまさに負のスパイラル。



日頃から健全な心と体を保つために太陽を
浴びることと適度な運動は大切だと身をもって
痛感できた休職期間だった。

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