とがった表現のススメ

こんにちは、ひこうきです。

世の中の情報には、大きく分けると客観的な情報と主観的な情報の2つが存在しています。客観的な情報とは本に書いてあるような普遍的なことを指しています。また、主観的な情報は自分が感じたオリジナルな情報のことを指しています。

ここで質問があります。あなたは自分が感じたオリジナルな情報を大切にしていますか?また、主観的な情報よりも、客観的な情報を大切にしていないでしょうか?

きっと、多くの方が客観的な情報を大切してこられたのではないでしょうか。

ただ、これからは客観的な情報をベースとしてオリジナルな情報を育んでいく必要があります。感じたものを感じたままに表現をしていくことがあなたらしい表現を作り上げます。そしてそれはあなただけが持つとがった表現となるのです。

そこで今回は『とがった表現のススメ』という題名で、客観的な情報と主観的な情報とどう向き合っていくか。そして、主観的な情報って具体的にはどんなことなのかについて、3点上げて話をさせていただきます。

・知識を蓄えて、知識量で勝負することはGoogleと戦うことになる。
・情報のやりとりが活発になり、どの情報を信じるか私たちが選ぶ世界をむかえた。
・あなたが感じたものをあなたの言葉であなたらしく表現をする。

それでは内容は以下の通りです。

お相撲さんとは相撲は取らない方がいい

もし、あなたがお相撲さんと戦うことになったらどんな競技で戦いますか?あなたがどんなに強い人間だったとしても絶対に「相撲」という競技では戦うことはないと思います。僕だったら、じゃんけんや50メートル走で戦います。「相撲」で戦うよりも勝つ確率は圧倒的に高いと思っています。

しかし、私たちの多くは無意識的にお相撲さんと相撲を取ろうとしています。

普段、本を読みながら文章に書いてあることをそのままメモを取ることはありませんか?そしてそのメモを暗記しようとしたことはありませんか?

このような人たちは「相撲」を取ろうとしている可能性がとても高いです。じゃあ、仮に私たちが相撲を取ろうとしていたことを受け入れたとしましょう。このときのお相撲さんって、誰なのでしょうか?

それは「Google」です。そんなバカな!って思った人も多いはずです。

その理由を説明していきます。

私たちの多くが本を読んで知識という情報を手に入れようとしています。頭のなかに多くの知識を蓄えることができれば、成功するはずだと考えている人がいます。しかし、知識量で戦うという方向性では成功することができません。

なぜなら、私たちの何倍もの情報を「Google」は蓄えており、今こうして間にもその数は増加しているからです。

客観的な情報をまとめて、蓄えていくことはまったく意味がないんです。

本に書いてあるような情報は現代だとどこにでも転がっています。つまり、あなたがメモしていることはどこにでも転がっているようなものなのです。

そんなものは、「Google」を使えば一発で見つけることができます。

では、なぜ私たちは知識をたくさん蓄えておこうとするでしょうか?

インターネットが普及する前には、知識をたくさん持っていることに意味がありました。現代のように、SNSや検索という機能が普及していなかった時代のことです。

当時は、本を読むこと、知識人に会うことでしか、情報や知識を手に入れることができませんでした。情報や知識を手に入れるために、多くの時間や労力をかけていました。そのために、情報や知識をたくさん持っていた人はそれだけで評価されていたのです。しかし、現代では情報が高速でやり取りされています。SNSや検索機能、電子書籍などが挙げられます。

情報や知識を獲得するために、これまでのような時間や労力をかけなくてすむようになったのです。

単純に知識量で勝負するということは、「Google」を相手に相撲を取ろうとしているわけです。勝てるわけがありません。しかし、Googleにはできないことが私たち人間にはできます。それは自分の頭で考えることなのです。つまりこれからは何を考え、何を行動するかが問われている時代なのです。

熱狂的なファンが多いアイドル

また、インターネットの普及により、SNSや検索機能が発達したことで新たな問題が生まれました。それは情報の発信者が増えたことで、どの情報が本当に正しい情報であるのか、不透明になったのです。

そんな時代に重要になるのは、その情報発信者が信じるに足る人間であるのかという点です。何を信じて、何を信じないかは私たちが選ぶんです。情報量が爆発的に増えた現代では、誰が本当のことを言っているのか誰にもわかりません。そうなると、ここからやってくる時代では信じる人を私たちが選場なければなりません。黙っていれば、正しいであろう情報がやってきた時代は終わり、無限にやってくる情報をこちらが選んでいかなければならないのです。

つまり、誰のファンになるのか?また、どうやったらファンを作ることができる存在になるのか?について考えていかなければなりません。

ここで、日本で多くの熱狂的なファンを持つ存在があります。それはアイドルです。アイドルのファンは、アイドルたちの成長や成功を支援します。彼女たちのファンは多くのお金を使って、グッズやチケットを買います。ファンたちは単純にグッズやチケットにお金を払っているのではありません。アイドルとファン自身の成長や成功、言い換えると両者の夢を叶えるためにお金を払っているのです。

このように、人間は人の夢や想いに強く惹かれます。つまり自分の思いや考えが共鳴する人を信じればいいのです。この人だったら信じることができると確信を大切にしてください。そのために自分の思いや考えを明らかにし、はっきりと主張していくのです。そうやって思いや考えと共鳴する人を信じていけばいいと思います。

僕は余りもので作ったチャーハンが好き

ここまでをいったんまとめます。

・情報を蓄えることはGoogleと戦うことになる。→だから自分の頭で考える戦いにシフトしよう。

・情報の真偽が不透明になった。→自分の思いや考えを持ち、それをもとに信じるもの選ぶ。

この2点を踏まえて、自分の頭で考えそれをどう表現していくかについて話をしていきます。

こんな経験ありませんか?

不意にお腹が空いたときに、冷蔵庫を開けてみると絶妙に食材たちが余っている。そんなとき僕はだいたいチャーハンを作ります。そういうときに限って意外とおいしいチャーハンができる気がします。このように限られた食材で何を作ることができる力がこれからは求められていくのです。

つまり、これからの私たちに求められていることは、その本を読み情報を集めたあなたは何を考え、何を表現するかということです。

では、その考える力や表現する力を高める方法をお伝えしようと思います。

それは自分の主観を大切にすることです。

自分の考えを持って、それを述べることができる人はおもしろくかつ強いです。

ここで定食屋さんで唐揚げ定食を食べた感想を例に挙げてみます。

客観的な伝え方

『唐揚げ定食を食べました。唐揚げは6個。ここの唐揚げはタレがよく染みています。とてもご飯との相性がいいです。後半には唐揚げにマヨネーズをつけることでより美味しくなります。』

主観的な伝え方

『唐揚げ定食を食べました。ここの唐揚げは外はカリカリ、中はふわふわです。他の店とちがい甘いタレに漬け込んであります。甘いタレと聞いて自分は苦手だと思っていました。しかし、甘いタレと鶏肉のジューシーな甘みがなんとも言えない香りを作り出し、ご飯がとても進むんです。いつもはお代わりしないですがここではおかわりをしてしまうほどです。』

このように、食べ物の感想を伝える際にも、食べ物の味や香りを主観的に表現することで臨場感をたっぷりに伝えることができます。こんな表現をするには普段、食べている唐揚げを味わいきる必要があります。

唐揚げを味わいきり、主観的な感想を持つ。そして、その感想をどう伝えれば話を聞いてくれている人や読んでくれている人が楽しんでくれるか考えて表現をする。

このように、ある目の前のものをとにかく楽しむ。そして、主観的に感情を味わい整理をする。これを繰り返すことで、自分の感性を高め、主観的な情報が飛び交う世界でも戦っていくことができます。

まとめ

これからの世の中では、客観的な情報はほとんどがAIやロボットが代替します。そのときに私たち人間にできることは感情をフルに活用して、客観的情報を共有していくことです。そのために、毎日のふとした瞬間から、本気で楽しんでみる。そんな習慣があってもいいのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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