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ロボットになる前に、想いを持とう。

こんにちは、ひこうきです。

今回は想いを持つという話をさせていただきます。

普段過ごしていると、こんな様子に出会うことはありませんか?

スーパーで、店員さんが『半額セール中です!』と叫ぶと、主婦の方々がたくさん集まってくる。そして、一瞬でその商品は無くなっている。

洗濯機の販売文句で、『業界1位大容量!』『節水機能付き』と宣伝されている。

ぶっちゃけると、どこも同じようなこと言って、何を選べばいいのかわからくなっていると思います。

世の中の多くの人間たちは、生き残るために自分が選ばれようと必死です。

ただ、選ばれる側が必死で努力していたのに、選ぶ側は何を選んでいいかわからないという状況が生まれています。

そこで今回は、生き残っていくために、どうすれば選ばれる人間になるかを話していきます。

内容は以下の通りです。

描きやすいクレヨンなんていらない

幼稚園生や小学生のときに、クレヨンで絵を描いた記憶はありますか?

クレヨンって、手が汚れてしまったり、描きづらかったりちょっと不便なところがありますよね。

じゃあ、もし、クレヨンがシャーペンのように描きやすくなったら?と考えてみてください。

けっこう便利かもしれません、でも確実にクレヨンという文化は廃れます。描きやすいクレヨンは、クレヨンであってクレヨンではないから。

あの描きづらさ、そして出来上がる独特な風味それこそがクレヨンの持つ味だからです。

しかし、世の中のお店の多くは、描きやすいクレヨンを作り、売ろうと努力をしています。

具体的に言うと、金額や商品サービスのレベルで、他の店や他の商品にないところをアピールしているんです。

他の人たちが持っていない点を必死に作り出し、アピールし、自分たちを優位に見せようとしているのです。

しかし、アピールするところはそこではありません。そんな、差別化は誰にでもできてしまいます。

誰でもできること、誰もが持っているものをアピールしても、まったく意味がありません。

この金額や商品サービスレベルでの、差別化は現代では通用しません。

だって、安い店はいくらでもあるし、便利な商品だっていくらでもあるからです。

ただ、この差別化は、他人事ではありません。私たちも生きている中で差別化を行ってきました。

一番、わかりやすいのは、就職活動です。

面接官を前にした、私たちは必死です。

リクルートスーツという就活生のユニフォームを身にまとい、みんな同じような顔をしているにもかかわらず、隣の学生にはないポイントをアピールします。アルバイトの経験、サークルの経験、なんでもなかった経験をさも必死だったとアピールします。

そんな小手先レベルでの、差別化なんて誰にでもできてしまうのです。

この世の中は、小手先だけの差別化を繰り返し、たくさんの商品やサービスで溢れかえってしまいました。そして、消費者である私たちに選んでもらうために、多くの商品やサービスは常に差別化をしようと必死になっています。

そして、私たちは何も選べなくなり、選ばれなくなりました。

俺は、馬車になんか乗りたくない!

自動車ができる前の話です。当時の世の中の主な交通手段は馬車でした。

後に初めて、自動車を作り上げたフォードという男性は、こう言っています。

『馬車に乗っている彼らに、何を欲しいかと聞けば、もっと早く走る馬が欲しいと答えるだろう。』

これが何を表しているか。

フォードという男は、人間はよりよい馬車が必要と考えたのではなく、より早くより安全な乗り物が欲していることに気がついたんです。

馬車に乗っているという認識を持っている人間では、絶対に自動車はつくりあげることはできません。きっと、早く走る馬を用意したり、馬の数を2倍にしてみたりするはずです。

自動車を知っている私たちからすると、めちゃくちゃ愚かです。

でも、現代の世の中ではそれが行われています。

安ければ、便利であれば商品を買ってくれるだろう。その一心で差別化を繰り返しています。

もし、私たちが差別化に成功すれば、敵がいない唯一無二の状態に近づくことができます。どんな状況でも勝つことができるようにないなります。だって、敵がいないから。

では、私たちが選ばれ、私たちが生き残っていくには、どんな差別化戦略が重要なのでしょうか?

それは、自分自身から生まれる圧倒的な想いを持つことです。

自分自身から生まれているという点がとても重要です。

自分自身から生まれているから、誰ともかぶることはないし、否定されることもありません。

ここで、この想いを軸とした差別化戦略で圧倒的な成果を叩き出している、会社を紹介します。

それは、Appleです。この会社は、彼ら自身の思いを明確に言葉にし、その言葉をもとに、行動しています。

その広告例を紹介します。


現状に挑戦し、他者とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。

製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。

その結果、すばらしいコンピューターが誕生しました。

一台、いかがですか?


なんか、このコンピューター欲しくなりますよね笑

この広告を、わかりやすくするとこんな感じです。

(想い)

現状に挑戦し、他者とは違う考え方をする。それが私たちの信条です。

(想いをどう表現するか)

製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。

(表現の結果、何が生まれたか?)

その結果、すばらしいコンピューターが誕生しました。

自分の想いからすべてがスタートしています。

想いがあり、それを表現した結果、商品が生まれたのです。

人間は想いに突き動かされ、誰かの想いに強く惹かれます。

安いものや便利なもので囲まれ、モノやヒトの選び方を忘れた私たちなら、なおさら惹かれます。

想いに強く惹かれることで、応援したくなるんです。

想いというエネルギでー突き進んでいる人間を見ると、つい応援したくなる。そういう人間が、選ばれる人間になるんです。

新しいおもちゃを買ってもらったときのワクワク

まずは、自分の想いを思い出すことからスタートしたらいいと思います。

お昼ご飯を選ぶ時も、自分の食べたいものを食べてみる。これまでは、安いものやすぐに食べられるものを選んでいたはずです。

そのスパイラルからまずは抜け出してみてください。

自分の好きなものは何で、自分の嫌いなものは何か?

自分の想いの声に耳を傾けてみてください。

その想いをもとに過去を振り返ってみると、同じような想いで行動していた自分に気づくはずです。

そうやって、想いの軸を作り上げて、その軸をもとに行動していけば、気づけば応援される人間、選ばれる人間になっているはずです。

まとめ

これから、想いを持たない人間は選ばれなくなります。想いを持たない人間はロボットと一緒です。むしろ、ロボットよりも扱いづらいし、生産性は低いので、けっこう面倒な存在になるかもしれません。

この状況が近い将来やってくることを早く察知して、早く抜け出して欲しいです。

自分の想いを受け入れて、表現をする勇気を持って欲しいです。なんなら、危機感でもいいと思います。

想いを持って、生きていくを一人でも増やしていきたいと思っています。

そのために、私は情報発信を続けていきます。応援していただけるとありがたいです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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