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(読んだもの) 食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術/満尾正

栄養学に対する知識が低い人が周りに多いと自分自身感じていて、人に対して良く良い食事方法とは、という話をする事が多い。体を作るのは7割が食事、3割が運動、という言葉を聞いた事があるが、正直食事に気を使わない人の気がしれない。世界のエグゼクティブは必ずと言って良いほど体に気を遣っている。日本人のエグゼクティブで気を遣っていない人の割合が多いのは残念であると共に、更に成長できる可能性を秘めていると個人的には思っている。

この本はそんな自分の知識を更に幅広く深く掘り下げる事ができた。知っている事も多かったが、確信に繋がった事もたくさんあった。

本書では、食事は自分の体への投資である、という表現をし、投資すべき食べ物と投資すべきでない食べ物を紹介している。特に大事なものを備忘録的に。

食べるべきもの(食べる投資)

納豆:最強の発酵食品(もはや海外ではスーパーフードと呼ばれている程)。腸は第二の脳と言われるくらいたくさんの神経が通っていて、腸の状態をよくする事は言わずもがな非常に大切。毎日ひとパックが目安。

食物繊維:現代の食事だと不足しがち。きのこ類、海藻類、豆類。一日20グラムが目安。食物繊維は腸内環境を整えるだけでなく、腸内細菌の物質が作る神経伝達系物質(難しい・・・)によりメンタルヘルスにも良いという。

青魚:タンパク質を取る以外にDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などのいわゆるオメガ3系脂肪酸が取れることにより、血管や神経を正常に保つ。更には様々な効果が見込まれるビタミンDが豊富に含まれている。週の半分は食べたい。もはやタンパク質摂取は魚と鶏肉と卵からを勧めている。

野菜:7色に分類される野菜を毎日最低4色食べる、というもの。赤、黄、緑、白、黒、橙、紫からなる。大体は見ればわかる。

ビタミンB6、ビタミンB12:ホモシステインという動脈硬化などになる可能性を高めるアミノ酸の一種があり、それを下げるためにビタミンB6やビタミンB12が必要である。という。鳥レバーが両方豊富に含まれているとのこと。

食べないべきもの(食べない投資)

トランス脂肪酸:もともと自然界に存在しない。いわゆる体に悪そうな油を使ったもの。

ジュース・スポーツドリンク:もはや飲むのは水、お茶、コーヒーだけにしましょう、と。

白い糖質:白米、うどんなど。必要な栄養が抜かれてしまっている(玄米など)。

無理して美味しくないものを食べる事は、いくら体に良くても人生としてどうなのか、と思う。一方で、美味しくて体に良いものに出会える事はなんだかお得な感じがしてならない

また、納豆が大好きでよかった。

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