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ICTの普段使いを支える教材「DQworld」を子どもたちとやってみた

GIGAスクール構想により、子どもたちへの1人1台の端末やネットワーク環境整備が、自治体によっては3年目、2年目をむかえていると思います。

さて、使い方や制限をどうするか?なんて議論も出てくるかもしれませんが、スマホ、プレステ、スイッチなどとインターネットにつなげたデジタル機器が日常的な今の子どもたちと、そのことを仕事としている大人、そして教育現場との議論って意外にないですよね。

子どもたちはゲームで遊びたい!、そして開発する大人たちは、ゲームを通じて楽しんでほしい!という双方の思いは合致している訳です。

教育現場では、授業時間は、勉強に集中してほしい、生活のリズムを壊さないでほしい、もっと実体験を大事にしてほしい等々という思いのズレが生じてしまいます。

物事には、両面が内包されていることが世の常で、視点や見方が変われば何とやらです。やはり物事を一面でしか見れなくなると、可能性が一気に閉ざされてしまうのです。

そこで、デジタルシチズンシップという、これからのデジタル社会を生きる子どもたちに必要とされる果たすべき責任についてゲーム的に学べるデジタル教材があることを知り、保護者の方との協力を得て、子どもたちといっしょに取り組んでみました。

小学3年生ぐらいだと、言葉の意味がそもそもわからないということがありますので(IT用語ってカタカナが本当に多い😭)、保護者の方がついて、一緒に話ながら取り組みます。高学年だと、大丈夫でしたし、ある程度ネット等での経験もあるので、理解も実感もできて、ちょうど良いなと感じています。

以下子どもからの感想です。

 DQワールドでは、インターネットの危険さを感じることができました。『家族のメディアルール』のところは少し自分の過去を考えさせられるところも多かったのですが、振り返ることができたのでよかったです。
 毎回、動画を見てリアルな感じで内容は怖いことがあったけど、面白く見れました。また、登場人物たちとのチャットでの会話も楽しかったです。
 自分に合ったルールとかを作れることはとてもいいことだと思いました。特に印象に残っているのは、フェイク画像のことです。本当にあるのかを調べてみたり、ニュースでフェイクのことが出たりするので、『あっこれ学んだ!』という感じになりとても役に立ったなと思いました。(小学6年生)

子ども向けと思って、少し斜に構えていましたが、実際にやってみると大人でもなるほどな内容が多かったです。子どもたちが楽しみながら学べるようなゲーミフィケーションの要素がある以上に、よく考えられている教材だと思っています。

DQテストという現状のデジタルスキルを確かめる指標もありますので、興味ある方はぜひ一度受けてみてください!

今年度、まちのデジタルリーダーとして、デジタルを通じての共創体験で、笑顔を増やしていくことを目的とした、まちのきょういく委員会「子どもたちのメイカーズラボ」でもこのDQ Worldを使います。

また詳細決まり次第、お知らせしますねー。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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