低い家具は部屋を広く見せる?〜海外と日本で違いはあるか〜
こんにちは!読んで下さってありがとうございます。
今日は、部屋を広く見せる方法を調べると必ず出てくる、「家具の高さを低くする」ということについて焦点を当ててみたいと思います。
家具の高さを低くするということは、物理的に家具が空間を占める割合が減るため、その分部屋が広く見える、ということ。
でも、広くは見えたとしても、家具の重心が低い=床に近いというのは、何かアジアっぽくならないかな…?
ずっと、そんなことを考えていました。
しかし!部屋を出来るだけ広く見せたいという思いは万国共通のはず…。
部屋を広く見せるための海外のセオリーを調べたら、広く見せつつ海外ぽさを出す答えが見つかるはずだ!と思い、読み漁ってみました。
そこで分かったことは、家具の高さを低くした方が部屋は広く見えるという考えは海外でも同じく言われているということでした。
ただし、大事なのはこの次で…
『視線を出来るだけ上に持っていくように工夫すること』
具体的には、
①壁に大きめのアートを掛ける
②実際の窓枠より上にカーテンレールを付けて、窓が高いように錯覚させる
③天井までの高さのオープン本棚を取り付ける
というような、家具は低めにするけれど、それと同時に天井は実際より高く見えるように、壁に向かった時の視線を高く保つこと。
これが海外のインテリアのセオリーのようです。
いつか本で読んだことがあるのですが…
西洋=立つ文化、東洋=坐の文化というのが両者の生活様式の特徴らしいのです。
確かに、床に座るって心地良くて、
部屋にソファーがあっても、結局座面を背にして床に座るのが落ち着くというなんだかおもしろい現象は、誰でも経験があるのではないかな?と思います。
反対に、海外の人はバーとかでもずっと立ったまま飲んでる人が多いような…。
そもそも、西洋ではファッションもインテリアも、まず「床に座る」ことを想定して作られていないらしくて、
改めて比較してみると、
椅子やテーブルの文化が生まれる西洋と、畳に座布団の文化が生まれる日本。
バーの文化が生まれる西洋と、居酒屋文化が生まれる日本。
みたいな感じで、
もともとの生活空間での目線の高さが、思っているよりだいぶ違うんだろうなーと、目からウロコが落ちた思いでした。
この視線の高さの違いから考えると、部屋を広く見せるために同じように背の低い家具を使ったとしても、その後に天井の高さを意識しているかいないかが、インテリアが海外ぽくなるかどうかに関わってくるのでは??と思います。
ということで、今回の結論は、
狭い部屋を広く海外ぽく見せるには、家具は低め。でも天井までの視線は高く保つように装飾で工夫すること!
です。
少しでも参考になれば幸いです。お読みいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?