入道雲プロジェクト
メンバーの作品を掲載しています。 創作物が寄り集まって風景になる。 ぜひ、眺めていってください。
文芸雑誌入道雲のバックナンバーです。
入道雲創刊号 92p 目次 表紙絵 なかのしょう 「カフェ」 イラスト 藤岡義治 「わたしはどこかに」 「大きくなった君へ」 イラスト 大谷 葵 「行ってきます」 「写真撮影」 「朝のタバコ」 イラスト なかのしょう 「損得」 「壁」 イラスト くぼたゆり 「失われた色」 小説 ピカ 「ウシガエルにクラシックはわかるのか?」他短編二編 小説 土佐陽生 「早春」他 短編一編 小説 江戸生太郎 創刊号(電子版)→ 創刊号(紙版)→ https://
Created by なま かつて、鏡に向かってこう問いかけたものがいたそうな。 「鏡よ、鏡、世界で最も美しいのはだれ?」 生まれてこのかた、どうにも鏡というものを好かない。そこに写る虚像であるはずのものが、私を飲み込むように思えてくるのだ。似たような感覚でいくと、自撮りなんてしない。私の見える世界に、私はいない。写真に写ることも、正直に述べれば避けたい事態である。しかし、拒み続けることはできない。なぜなら、社会生活を営むうえで、鏡も写真も、切り離すことは難いことだからだ
徐々にボリュームを上げながら、無機質な電子音が響いている。カーテンが閉まっているので、部屋は暗い。ひろみは枕元のスマートフォンを手に取って、アラームを止めた。時刻は、朝の七時四十五分。瞬く間に目が覚めた。即座に布団を蹴り上げた。すぐにリビングに駆け込んだ。 「かあさんっ!」 母は悠長に朝食を摂っていた。慌てて飛び起きてきた娘の姿を見て、首をかしげた。ひろみは、その母の姿を見て、前髪をかきあげ、ため息をついた。 「かあさん、起きてたのなら起こしてよォ。」 「あら、何かあったの
こんにちは!入道雲創作部です。 今回は活動内容を知ってもらうために初めて質問形式でnoteを書いてみました! (質問1)入道雲プロジェクトとは? 小説、エッセイ、絵、イラスト、など創作活動をしている人達の作品を集めてみんなで一緒に、文芸雑誌を制作しようというプロジェクトです。 現在10名ほどのグループで活動しています。 (質問2)どのような雑誌にしたいとか、共通テーマとか、方向性はありますか? →ありとあらゆる作品の集まりにしたいので、統一のテーマはありません。テ