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株物色#1:25と200日移動平均線とEPS

小話1:アフターコロナ銘柄

アフターコロナ銘柄がかなり活発になってきていると感じます。

やはりどなたかがおっしゃっていた「株価は市場の半年後を予想する」という言葉の意味を深く理解できました。今後半年間は観光や小売または関係のある製造業等に順張りするというのが小規模投資家の基本的な戦略となっていくかなと考えています。

また、観光世界一になったというのも印象的です。日本という国はやるべきことをやれば成長し続けるでしょう。
 (引用日時:2022/5/27 22時36分)

銘柄①:高島屋【8233】

5/27時点
終値:1317円
前日比:+52円
25日移動平均線:3月末ごろから上昇傾向(約2ヶ月)
200日移動平均線:2021年12月ごろから下降傾向。直近復活気味。
予想2022年3月期予想EPS(前同月比):60(+86.6%)

銘柄②:三越伊勢丹【3099】

5/27時点
終値:1092円
前日比:+44円
25日移動平均線:3月末ごろから上昇傾向(約2ヶ月)
200日移動平均線:2021年12月ごろから上昇傾向
予想2022年3月期予想EPS(前同月比):44.6(+37.7%)

銘柄③:藤倉コンポジット【5121】

5/27時点
終値:822円
前日比:+23円
25日移動平均線:5月16日ごろから上昇傾向(約半月)
200日移動平均線:2021年12月ごろから上昇傾向
予想2022年3月期予想EPS(前同月比):190(+5.2%)

小話2:航空系はまだ難しい?


小話でもお伝えした通り高島屋【8233】や三越伊勢丹【3099】などといったデパート関連は非常に好調であるように映ります。また航空関係にもやっと先が見えてきたとも言えます。ただし、これまでの損失分をどのように回復していくのかは完全に観光が解除され、かつ石油価格の高騰が落ち着くまで正確に理解することは難しいと思っています。2022年3月期赤字ランキング2位JAL:1775億円(前の期実績2866億円)3位ANAHD:1436億円(同:4046億円)という結果からも、小規模投資家にとってはまだ対象となり得ないと考えます。(引用日時:2022/5/27 22時48分)

小話3:デジタル?リアル?

多くの企業はこのコロナ禍であらゆる業務管理システムを試験し熱は冷めてきているのではないかと思います。例えば、小売企業にとってはお客さまが店に来て商品を提供することが最も集中するべきことで、デジタルでの改善は2の次です。いかに満足してもらうのかに関する答えはITだけではないことは明らかです。今後の小売企業の投資は従業員や店舗開発に向かうことでしょう。今は総じてデジタル関係よりリアルな商品・サービスに関してアンテナを張り続けるのが良いと思います。

書籍紹介:Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力

ステファン・H・トムキ (著), 野村マネジメント・スクール (翻訳),2021,Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力,日本経済新聞
出会った理由:本屋にて。
感想:企業の本当の力を見出すには実験の「型・制度」が企業に根付いているのかが重要であると本書では提示されています。ここから、「企業ではどのように実験が繰り返し行われているのか」を見続けるのも今後の投資家の役目ではないかと思います。「実験力こそ企業の競争力の源泉である」という新しい考え方は企業分析にとても参考になるでしょう。


最後に


投資は自己責任です。本稿は情報共有を目的とし、投資を促すものではありません。

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