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【ゲームレビュー71】「弟切草」を夜中にプレイすると

今回はサウンドノベルシリーズ第一弾、「弟切草」について。実はこのゲームは一度しかプレイしたことがないのだが、そのときに受けた衝撃は今でもはっきりと覚えている。

■オトギリソウについて

はじめに、実際のオトギリソウについて調べてみた。

10世紀の平安時代、花山天皇のころ、この草を原料にした秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたため、鷹匠である兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説によるものである。あるいは、鷹匠である兄が秘密にしていた鷹の傷の妙薬としてこの草を秘密にしていたが、弟が他人に漏らしたため、激怒した兄に切り殺されたという伝説に由来するという説もある。この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨念」「迷信」とされる。言い伝えでは、オトギリソウの葉に見られる黒い油点は、斬り殺された弟の飛び血とされる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
より

■ゲームとの出会い

下記と同じ友達の家に泊りがけで遊びにいったときに、初めてプレイした。自分の寝床以外での寝つきが、尋常になく悪い私が、いつも通り寝れる気配がなかったので、夜通しプレイをしてクリアした。

■サウンドノベルとは

チュンソフト発信のアドベンチャーゲームの一種。小説を意識した構成になっており、一定のリズムで進んでいく。それまでのアドベンチャーゲームとことなり、テキストが画面いっぱいに表示されていき、分岐点で選択肢を選んでいくことで展開が変わっていく。また、コンピュータゲームである特性を活かし、効果音・BGM・映像効果が盛り込まれている。

少し脱線するが、小学校の時に図書館でペーパーアドベンチャーにはまった時期があった。ペーパーアドベンチャーは、読者が主人公になり、出来事や行動毎に細かく分けられた文章を読み、分岐点で選択肢の中から取りたい行動を選ぶことによって、飛び飛びになった文章を連続したストーリーとして楽しむ構造になっている。(Aだと思ったらP113へ。Bだと思ったらP127へという感じ)選択を間違えると主人公が何かしらの理由で、行き詰まりその先に進めなくなってしまう。文章の最後に確か、(終)と書いてあるとそこで終わってしまうため、ドキドキしながらページをめくっていた。

サウンドノベルは、このペーパーアドベンチャーと非常に近い感覚が味わえ、当時ドキドキしながらプレイしていた記憶がある。夜通しプレイしたせいもあると思うが。

■ストーリー

ある夏の日の夕暮れ。曲がりくねった山道を、若い男女が車を走らせています。この男性が物語の主人公であり、あなたです。女性は大学の同級生、奈美。
2人は人里離れた高原へデートに来ていました。その帰り道のこと、車のブレーキが突然効かなくなり、事故が起こります。車は修理不能となり、途方に暮れる2人。
雨に濡れ、雷におびえながら助けを求めて森の中の小道を進むと、森を抜けたところに、高い塀に囲まれた古びた洋館が姿を現します。
それはまるで、2人を待ちかまえていたよう

弟切草 - Wiiバーチャルコンソールより引用

■まとめ

正直、内容はあまり覚えていないが、刺激が強すぎて目が冴えまくり、周りの友達が爆睡しているなか、徹夜確定だなと思ったことを覚えている。

これを書いていて、思い出したのことが(全然関係ないことだが)中学校の国語の授業中、内容がつまらなくて教科書の後のほうに載っていた、太宰治の「走れメロス」を何気なく読んでみたら、いい話すぎて一人で涙ぐんでいたことを思い出した。
セリヌンティウスもいいやつだよなぁ~


遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。