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こう見えても私、お寺で暮らしています。

 私は泉妙院というお寺にいます。
 お寺としての肩書きは、全く書かないか、もしくは住職の妻と以前は書いていました。最近になって寺庭という肩書きを使ってみることにしました。寺庭婦人という呼び名があるのですが、以前はなんだか違和感があったのですよね。ずっとお寺に籠っているみたいだし古臭い。でも、大地の再生でお庭を作ってから、「寺の庭って呼び名も何かいいよね!」そう思うようになりました。
 お寺にいるので、普通に毎日のお掃除や住職とすでに僧侶の2人の息子のお世話に何かと忙しい日々です。まだ息子たち結婚していないのでね。もうひとつ法泉院というお寺があり、長男が住職をしているのですが、私が両方の事務仕事を兼任していることもあり完全なる自立は仕事上難しいのです。家族全員で二ヶ寺を運営する形。とは言え、寺の奥さんというには全くそれらしくなく(という自分へのジャッジメントがあります。)ここまで世間体を気にせずやりたいように暮らしている寺の嫁は珍しいことでしょう。その辺のことはおいおいと。
 
 さて、私はほぼ毎晩夢見があり、その夢見とスピリチュアルな不思議体験と時間差で訪れるその結果とも言える現実に渦巻きのように超スピードで巻き込まれながらこの数年生きて来ました。令和になりゼロポイントに立ちましたが、「ゼロ」は本当に一瞬でした。そしてどんでん返し!またまた新しいスタートへの準備が始まったのです。令和4年、いよいよ世の中の大きな変化の波に乗り大海原へ漕ぎ出すことになりそうです。

 この新しい世界の旅立ちの節目に合わせて今までのストーリを形にしたいと思い立ちました。何だろう、単なるアーカイブを作りたいだけなのかもしれません。あるいは文章という表現をきちんとした形でやってみたいのかも。そうそう、二十歳の時に好きになったずっと年上の予備校の先生にラブレターを書いたら、「君は文章が上手いから小説を書いてみたらどうか。」という返事をいただいた時のことをいまだに覚えていて、(もちろん失恋、笑。)その時の思いを形にしたいのかもしれない。少女趣味。そのあたりもいい歳をして夢見がちなのかも。

 こうして日々SNSで呟くように書き続けて来た徒然ですが、自分でも笑うしかない私の面白ストーリー。仕切り直してもう一度振り返りながら書いてみることにしました。
 それは、夢ものがたりだったり、童話の世界だったり、あるいはリアルな世の中の恐ろしさだったり。文体も多岐に渡りそうです。
 私の不思議ストーリー、ぜひ楽しんでお付き合いください。
 

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