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ひざの上に乗せて なでて 感じてみる

夏休みスタートから1週間。
テンション低めで眠そうにしている娘とラジオ体操へ。
それでも、終わったあとは心身共にスッキリしている様子です。
面倒に思っても、朝のうちにちょっと体を動かすと、やっぱり時間の使い方が違いますね。

昨夜、途中まで娘に読み聞かせた本の続きを朝読みました。

『なないろ山のひみつ』
征矢かおる 作
林明子 絵
福音館書店

学校図書館から借りてきたものの、あまり気がすすまない様子なので昨夜は私が読み聞かせ。
今朝はどっちの役割が良いか聞いてみると「私が読む」というので、続きを娘に読み聞かせてもらいました。

いま娘は小4なんですが、小1くらいから、読み聞かせするのが私だったり、娘だったり、その時ごとにやりたい人がやっています。
ページごとに交互に読んだり、配役を決めたり、ということも。
読んであげるのも好きだけど、娘に絵本を読み聞かせてもらう時間も至福です♡

さてさて、本書『なないろ山のひみつ』について。
やまおんなのまごむすめ「さち」が、なないろ山とそこに棲む動物たちのピンチを救います。

でも、さちは特別なことにチャレンジをするわけではありません。
一人で行動するというほんの少しの勇気と、メッセージをまっすぐ受け取り、感じたままに行動すること。

読後の感想を娘に聞いてみると、
「さちは、自然や動物たちの言葉がわかるのがすごいね」と、言っておりました。
同感。

(目の前の)石が、いま、なにをしてもらいたがっているかが、さちにははっきりわかったのです。(中略)石をおろすと、すわってひざにのせました。それから赤ちゃんの頭をなでるように、そっと石をなでて  ----------

『なないろ山のひみつ』より引用

石をひざの上に乗せて、そっとなでるさち。

さちは、はっきりわかってひざに乗せていたようですが、そのモノからのメッセージを受け取りたいとき、次に何をしてあげたら良いかわからない時も「膝に乗せてなでる」ことは良いのかもしれませんね。

自然とのかかわり、水、家族、受け継ぐこと。
そして、物語にきつねが出てくるというだけで何だか惹かれてしまう私。
(オオカミの次くらいに悪役を引き受けることが多いきつねだけど…笑)
そんなことを感じた物語でした。

ふと思い出したのが先日読んだ『愛のエネルギー家事』という本。
心に響くことが山ほど書かれている本(超おすすめ本)の冒頭に書かれていたのは、家の中にある人、物、一つひとつに「心を遣る」ことが全ての家事の始まりだということ。
まず「見る」こと。
次に、手のひらにやさしい気持ちをこめて「触れる」こと。

・気持ちをこめてテーブルを拭いてみる
・子どもの背中をやさしくトントンする
・今日一日、みんなが幸せな時間を過ごせるように祈りながらおむすびをにぎる。

家の中でさみしい気持ちになっている子ども、無視されている物がないか、心を遣るということ。

手放そうか迷うモノにも、触れて、なでて、そのモノからのメッセージを感じてみようと思います。

そんなことしてたら、捨てられるなくなるかしら?笑

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