プロフィール背景『月への階段』
プロフィール背景『月への階段』です。
私は物語を書く時に、プロット(すじ立て)を作りません。
白紙のまま、書きだします。
どのように物語を書くかと言われれば、この、頭の中にある階段を登ることがスタートです。
これは、はじめの頃から頭の中にあって、ずっとこの感覚でいます。
扉をのぞくと、一つ一つの扉のなかで、それぞれ、物語が流れています。
扉の数は、月までの長大な階段に無数にあるので、いつも「どれにしようかな」と、悩みます。
※この物語を選ぶことが、わたしにとって、創作でもっとも時間がかかるところです。
(すべての物語を書いてみたいからです)
ただ、すべてを書くには寿命が足らず。なんとなく、「これが見たいかな」という物語を選びます。
※映画を選んだり、漫画を選ぶのと変わりません。
20年前にはじめて書いた時は、選んだものが好みで無かったり、それどころか、一瞬で主人公が死んでしまったり、最後まで見ても全く面白くないこともたくさんありました。
しかし、何度も何度も扉をのぞいているので、そのうちになんとなく、アクションとかホラーなどのジャンル、見えるもののイメージで、長編か短編かわかるようになり、何より「これは面白そう」という感覚がわかるようになりました。
やろうと思えば、私は扉をのぞいたまま、その物語を、早回しで最後まで見られますが、絶対にやりません。
結末がわかって書くのは、モチベーションが続かないからです。
(ネタバレしてしまった映画や漫画に、手がつかないのと同じ感覚です)
また、なによりも、物語は人生と同じで、最後がわからないから面白いのだと思っています。
現実世界でも、未来を知ることや未来について考えることは、あくまで私にとってですが、良い影響をおよぼしません。
人生も物語も、結末がわからないから楽しめる。
私はそう考えています。
「どういうふうに小説を書いていますか?」と聞かれた時、
上記をかいつまんで話しますが、
「何を言ってるか、さっぱりわからない(笑)」と言われることがほとんどです。
みなさま、たくさんの応援、本当に感謝いたします。
感動したり、楽しかったり、役に立ったりする物語を書こうと精進しています。その先で、少しでも世界の一助となるような行動になればと思います。応援やサポートのほど、どうぞよろしくお願い致します。