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『刑事コロンボ』鑑賞記録 第65話「奇妙な助っ人」(ネタバレ)

最近、『刑事コロンボ』(吹替え版)を見直しているので、作品を見てどんなことを思ったか記録しておこうと思います。
今回は「奇妙な助っ人」です。

※以下、作品の結末や物語の核心について触れた記述があります。ご注意ください。



『刑事コロンボ』の「奇妙な助っ人」というエピソードを見た。吹替え版である。

牧場主のグラハムは弟と、弟に金を貸していた男を殺害する。弟は借金取りに殺され、自身は正当防衛で借金取りを殺害したように偽装するが、コロンボの捜査が迫る。

兄弟の確執が原因で殺人を犯す展開は、「別れのワイン」を思わせるが、そこに第二の殺人が絡んでくるあたりが工夫が見られた。また、「奇妙な助っ人」の存在は面白いが、このタイトルもあってか、途中で何となく展開に気づいてしまうのが玉にキズ。
さらに、この「奇妙な助っ人」との一芝居がクライマックスに来ることによって、コロンボがどのように犯人を追い詰めるかの最後の見せ場が、なんだか反則技を使ったようになってしまった。このことが鑑賞後の多少の消化不良に繋がってしまったように感じる。


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