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『刑事コロンボ』鑑賞記録 第7話「もう一つの鍵」(ネタバレ)

最近、『刑事コロンボ』を見直しているので、作品を見てどんなことを思ったか記録しておこうと思います。
今回は「もう一つの鍵」です。

※以下、作品の結末や物語の核心について触れた記述があります。ご注意ください。



『刑事コロンボ』の「もう一つの鍵」というエピソードを見た。吹替え版である。

ベスは、自身の結婚に反対する兄を殺害。事故にみせかけようとするが・・・。

犯人の家族が家父長制の考えに凝り固まった人たちで、そんな人たちに囲まれた犯人が凶行に及ぶ気持ちはよくわかる(殺人は絶対によくないが)。ただ、物語のゴールとして、女性は経営のトップになっても会社を運営できない、みたいな結論になっているように見えて、「うーん?」となった。ラストの描写やコロンボのセリフからも、『女性は女性らしく』みたいなメッセージが見え隠れして、なんだかな、という感じだった。ドラマ放映当時の時代の限界なのかもしれない。
また、証拠も、その証言だけではちょっと決め手に欠けるのではと疑問に思うものだった。犯人の婚約者の記憶力が良いということに、頼りすぎでは?

ちなみに、その犯人の婚約者は、レスリー・ニールセンが演じている。映画『裸の銃を持つ男』シリーズでお馴染みの俳優だ。フランク・ドレビンとコロンボの夢の競演が実現しているわけで、これはワクワクした。
最初は、すごい似てるな、いやでもまさかと思っていたが、クレジットを見たら本当にレスリー・ニールセンだった。『裸の銃を持つ男』の雰囲気とは全然違う。当たり前だけど。

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