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『刑事コロンボ』鑑賞記録 第45話「策謀の結末」(ネタバレ)

最近、『刑事コロンボ』(吹替え版)を見直しているので、作品を見てどんなことを思ったか記録しておこうと思います。
今回は「策謀の結末」です。

※以下、作品の結末や物語の核心について触れた記述があります。ご注意ください。




『刑事コロンボ』の「策謀の結末」というエピソードを見た。吹替え版である。

表の顔は詩人だが、裏ではアイルランドの革命を目指す組織で活動するデブリンは、銃の密売人を殺害。捜査に当たったコロンボは、被害者がデブリンのサインが入った本を所持していたことから、デブリンに接触する。

Huluで視聴しているが、今回からコロンボの声が小池朝雄から石田太郎に代わった。
石田太郎のコロンボも大変良いが(特に筆者は金曜ロードショーで『新・刑事コロンボ』を見たのが最初のコロンボとの出会いなので、石田太郎版コロンボは愛着がある)、もう小池朝雄のコロンボには会えないのだなと思うと寂しい想いが溢れる。

今作は、シリーズの中で時折見られる、殺人事件と同時進行でスケールの大きい犯罪が描かれる作品だ。
決め手となる酒瓶のひっかき傷は、見ている途中でも薄々分かりかけてしまうか。
また、銃の密輸のトリックは、船や港に馴染みのない者としては少し「うん?」となるようなもの。
とはいえ、最後まで緊張感を持って物語を進めていく名調子は、流石コロンボという趣だ。


英語の詩が沢山出てくる中で、吹替え版は韻を踏むことによって相当頑張った跡が見られる。

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