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『刑事コロンボ』鑑賞記録 第61話「死者のギャンブル」(ネタバレ)

最近、『刑事コロンボ』(吹替え版)を見直しているので、作品を見てどんなことを思ったか記録しておこうと思います。
今回は「死者のギャンブル」です。

※以下、作品の結末や物語の核心について触れた記述があります。ご注意ください。


『刑事コロンボ』の「死者のギャンブル」というエピソードを見た。吹替え版である。

ギャンブルの借金で首が回らないハロルドは、金持ちの叔父を殺害しようと車に爆弾を仕掛ける。しかし、思わぬ展開が待ち受けていた。

一人の人物を複数犯が狙うというコロンボにしては変わった作品である。
庭師が爆死してしまう展開は、見ている間は、ハロルドが自動車のキーを隠して、庭師が車に乗るように仕向けてわざと殺害したのかと思った。動機としては、ハロルドが庭師の車を使って叔父を轢き逃げしたから、庭師が自分の車に関して自分と関与する点を気づかないようにというところだ。
しかし、実際には庭師の車を使って叔父を殺したのは違う人物で、庭師は単にハロルド爆弾を取り損ねたおかげで死亡しただけだった。めちゃくちゃ気の毒な被害者である。
終盤に差し掛かって、ハロルドが脅しをかける場面で事件の全体像がわかってしまうのだが、ここはラストまで伏せておいてコロンボから真相を話させたほうが(視聴者を)驚かせられたのでは?と思った。

少々複雑にし過ぎた嫌いはあるが、真相が解明していく過程が楽しい作品である。

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