見出し画像

カップル撮影の機材選び

趣味で写真を撮っていると、友人から家族写真やカップル写真など記念の撮影を依頼される人は多い。そんな時に緊張して悩む人もいれば純粋に楽しかったと言う人もいる。どこまでのクオリティーを求めるかで自身が抱く感情が大きく変わる。

誰かのために写真を撮る場合、相手にどれだけ寄り添えるかが大きな鍵となる。自己中心的な考えで撮ってしまうと自分は楽しいかもしれないが、当の本人たちにとって良い時間だったと胸を張って言えるだろうか?

撮影において気をつけたいことが沢山ある。その中のひとつ、カップル撮影や家族写真における機材選びについて話したい。

距離感

撮影において大切にしているのは距離感。心理的なものから物理的なものを含めている。カップルや家族の場合、必ずそれぞれの空気感や世界観がある。そこをどう写し表現するのかが求められると考えている。その際に距離感を適切に保たなければ途端に世界感が崩壊するのだ。タイミングによってはグッと入り込み誘導する必要もある。

コミュニケーションの撮り方やレンズワークでの距離感の取り方によって相手に与える印象や写真がガラリと変わる。だからこそ意識していところ。今は寄るべきか引くべきか。空気を読みながら調整し続けなければならない。

50mm単焦点レンズ

撮影において最も使っているのが50mm。標準とされるこの画角は普段見ている視界に近いとされる。そのため誇張された世界ではなく、いつも通りの見え方で客観的に写し出せるのが特徴と言える。また、単焦点レンズということで主題以外をボカせるのもメリット。それ以上に自身の足で近寄ったり遠ざかることで寄りの写真から引きの写真まで幅広く撮影できるのだ。

135mm単焦点レンズ

先程の50mmは比較的近い距離で使う場面が多い。対して135mmは中望遠であり圧倒的なボケ感と背景の圧縮が特徴的。相手から離れて自然なカットを狙うときや、グッと近寄った写真を撮るときに向いている。使う場面を選ぶ時もあるが、このレンズで撮った写真を見て感動しない人はいない。そういっても過言ではないほど絶対的な写りと信頼がある。

以上が自分自身がカップル撮影で気をつけていること、機材選びの理由についてまとめてみた。ほんのごく一部を端的にしたため説明不足もあるかもしれない。何か分からないことや質問があれば遠慮なくコメントへ。

どんな機材を使うかで、撮影スタイルが変わる。それが相手にとってどういう印象を与えて撮影現場の空気へと繋がるのか。それを整理し考えながら機材を選んでいきたい。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
Instagram / Twitter / Portfolio / note

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?