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やっぱり日の丸構図が好き/#235

写真を上達するために欠かせない知識が構図。なんだかありきたりで伝わりにくい写真でも構図を意識するだけで、それっぽくなるのだから絶大な魔力だろう。

パッと調べれば出るわ出るわの連続で星の数ほど、構図に関する情報で世は溢れている。構図と言ってもその種類は多岐にわたり、それぞれに特徴や与える印象、使いやすいシーンなどがある。

構図の中でも代表的かつ無意識のうちに使っていたもので日の丸構図がある。これは被写体を画面の中央に配置する構図で代表的で知っている人は多い。というよりも初心者ほど日の丸構図になりやすい。そのため、日の丸構図=初心者というようなイメージすらある。

しかし、日の丸構図は真ん中に被写体を配置すれば良いというそんな簡単な話しではない。初心者と上級者が同じ被写体を日の丸構図で撮った場合は後者が明らかに伝わりやすい写真になる。

理由は簡単で初心者には無い知識とスキルがあるからだ。

それは光や背景、他の構図との組み合わせだ。
初心者は目の前の被写体がベストタイミングである時にシャッターを切る。その際に前後の文脈や、光の向き、背景の情報、距離感などには意識が向かない。

ここに上級者との差が生まれる。

日の丸構図は真ん中に被写体が写るからこそ主題が明確。ゆえに最も伝わりやすい構図とも言える。大切なのはその被写体を目立たせるために、工夫できるかどうか。そこに雲泥の差が生まれる。

なんとなく日の丸になっていませんか?
日の丸で撮る理由、より伝えるための関わりを考えて行くと写真がもっと楽しくなる。今以上にあなたの写真に力が生まれ伝わり広がるように。パッと撮る時に少しだけ背景や光を気にしてみませんか?そして、それをより良く伝えるためにできる工夫は何か考えてみると面白くなる。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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