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レンズは第2の目である/#067

美味しいお米が食べたくて炊飯器を新調したSUBARUです。
今回はレンズと目の関係性から考えるレンズ選びについて解説します。

あなたが好きなレンズは何ですか?
単焦点orズーム、広角、標準、望遠など人により様々でしょう。Instagramのストーリーでアンケートを取ると、標準域の単焦点レンズが圧倒的に多いユーザー数でした。
いったい何故なのだろうか?と考えても仕方ないであろう疑問の結論が出たので簡単にまとめます。

人の目について

人は2つに目によって空間を立体的に捉えています。光や色などを識別する細胞から得た情報が脳に取り込めれ、それをも元にして空間、色、物の意味づけを行う。

目には視界があります。一点を見つめたときに上下左右の周辺情報を合わせて視界になる。この視界に個人差がある。一般的に男性よりも女性は視界が広いと言われている。パッと見たときに中心付近を凝視するタイプ、全体をぼんやり眺めるタイプなど様々です。

目から得た情報を元に感情が動き「撮ろう!」となります。その時の視界はどこまでの情報を元にしたのだろうか?広角、標準、望遠のどの範囲で判断したのか。もちろん状況により異なるが基準はある。普段からどれくらいの視界なのか意識すると新しい気づきがありますよ。

レンズについて

写真を撮る上で大切なのはカメラよりもレンズだと考えています。何故ならレンズによって写る範囲、歪み、圧縮、ボケが異なるからです。カメラが変わっても画質、AF、連写、高感度など表現に与える影響はレンズより劣ります。

レンズを大きく分けると単焦点とズームに別れます。さらに広角、標準、望遠と写せる範囲により更に別れます。ただ単純に写る広さだけでなく、それぞれの画角特有の効果もあり同じものを撮っても印象はガラリと変わります。

広角レンズ(24mm)
標準レンズ(50mm)
望遠レンズ(135mm)

見ての通りそれぞれの雰囲気は全く違いますよね。写る範囲が変わればこれだけ表現に差が生まれます。それぞれのレンズがどれくらいの範囲を写せて、どんな表現ができるのか知っておくとレンズ選びで迷わなくなります。

あなたが見ている世界は何mmですか?

レンズは第2の目です。あなたがその目を通して見た世界を代弁してくれる。だからこそあなたの目が見た世界が何mmだったのか?これにより撮った写真がイメージに近いかどうか決まります。自分の目とズレたレンズでパッと構えても「なんか違う」と違和感が生まれる。そうなると一瞬を逃したり撮影機会の喪失へと繋がります。

だったらズームすれば良いじゃないか?となりますよね。しかし、あなたの目はズームしません。遠いなと思ったら近寄るし近いと思ったら遠ざかります。それは単焦点レンズでの撮影と同じ行動です。慣れないうちはズームを使うことで何mmをよく使うかを知れます。それを元に自分に合ったレンズを選ぶ方法もあります。

あなたが撮りたい世界が表現できる一助になれば幸いです。

SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。
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