宮古島日記4:「みんなで一緒に」が苦手

この現場は私が帰国してから初めての職場になるのだけれど、来た時から何だか馴染めていない。
なぜかずっと私だけ違和感を感じている。
そして、外国人の子や地元の人と話す方がホッとしてしまうじぶんがいる。この職場は「みんな」にとっては居心地のいいところなんだそうだ。どうやら「みんなで何かをする」ってことが好きな人たちが多い気がする。

私は小さい頃から協調性が欠ける、教室の片隅で空想ばっかりしている子だった。だからこの職場の運動部みたいな雰囲気も苦手だ。
大勢の中で自分のことを話すのも苦手だし、職場というものは、何か余計なことを話すと一気に周りに広がるので下手に話せない。
自分の立場を有利に働かせるために、上の人に気に入られる努力もしない。
大人しくて、何を考えているかわからない、扱いにくいおばさんポジションを確立しつつある。(笑)
というか、無理して周りに合わせるということを今まで知らず知らずとやってきたから、もうやりたくないのが本音。
かと言って完全に貫き通せる訳でもなく、合わせてしまうんだけど。

ここでの唯一の友人Aさんは、みんなで海に行ったり、バーベキューをしたり「みんなで」一緒に何かをしたいらしい。
まだみんなの輪の中に入れなくて寂しい、リゾバってみんなで楽しむもの!と思っていたようだ。みんなで一緒に海に!って聞いただけで疲れてしまう。やっぱり協調性がない、というのは日本社会でやっていく上で、生きにくい。
何でも海外を比べるのは良くないけど、ベトナムにいた頃は私が話そうが話すまいが、皆放っておいてくれてたしそれぞれが自分勝手だったので、気が楽だった。もう今更じぶんの性格を変えるつもりもないので、ひとりを楽しみながら、マイペースで少人数で楽しみたい。

みんなで一緒に何かを!と言うのがますます苦手になっている自分がいることがわかった。コロナ禍で飲み会がないのが本当に救いだ。


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