インドネシア語諸々:目的語優先の文・節と関係代名詞 yang
目的語優先の文・節しばしば「受動態」として説明される文型について、私個人としては「受動態」という説明は避けます。もともと目的語を文頭に出すことで強調するための文型で、必ずしも「受け身」を表わすとは限らないからです。
まずはインドネシア語で目的語を文頭(節頭)に出したときに、どのような語順になり、動詞はどのように変化するのかを確認しましょう。目的語優先の文・節では、その文・節の動詞の行為主(agent)が三人称か否か(一・二人称)かで、動詞の形も語順も異なります。三人称の場合