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男子トイレにナプキン!? アメリカのトイレ事情

こんにちは。FUJIYAMA BRIDGE LABの石岡です。
婦人科へのアクセシビリティ向上と女性の自己決定をサポートするサービスの開発を行っています。

昨年、経済産業省の起業家育成プログラムJ-STARXに採択いただき、アメリカ・シリコンバレーへ行ってきました。
最先端技術の視察、起業家マインドの醸成が目的でしたが、興味深かったのがアメリカのトイレ事情。
日本にはないものがあってとてもおもしろかったです!

トイレ内備え付けのナプキン

こちらはiPhoneでおなじみApple本社にあるビジターセンターのトイレ。
生理ナプキンのボックスが壁に備え付けられています。
ん?ナプキンボックスなら日本にもあるよね?と思った方!
なんとこちら…

男子トイレなんです!!(撮影は同じプログラムに参加していた男性にお願いしました)

男性でも病気や怪我でナプキンを使う方もいますし、もしかしたら体の機能が女性の方に向けたものかもしれません。
すみません、男子トイレにナプキンが設置されている狙いは、わかりませんでした。もう少し調べてみます…。

日本ではまだまだ「生理は隠すべきもの」という認識が強いと感じます。
こんな風に男子トイレにも当たり前にナプキンが設置されていたら、もう少し生理のタブー感が薄まるかもしれません。

また、こちらは、研修会場だった楽天USにあったオールジェンダートイレ。中は一般的な個室トイレでした。

オールジェンダートイレ

オールジェンダートイレのメリットとして、LGBTQの方が利用しやすいということが挙げられるそうです。それはもちろんなのですが、私は「目が慣れる」というのもメリットの一つではないかと感じました。オールジェンダートイレの存在は、LGBTQの方が社会にいること、それが当たり前であることを感じさせてくれました。

2023年、新宿の東急歌舞伎町タワーにオールジェンダートイレが設置されるも4ヶ月で撤去されたことがありました。
一つの空間にオールジェンダートイレ、女子トイレ、男子トイレが複数設置されたことでどの性別の人も使いづらくなってしまったのが要因の一つのようです。
この一件だけで「日本にはオールジェンダートイレは根付かない」と判断せず、配慮の行き届いた形ができれば嬉しいなと感じます。

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