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愛用歴3年の私が伝える 月経カップのメリットとコツ

こんにちは。FUJIYAMA BRIDGE LABの石岡です。
婦人科へのアクセシビリティ向上と女性の自己決定をサポートするサービスの開発を行っています。

今回は、生理の負担が減った"ワタシ的開眼グッズ"の月経カップについて語りたいと思います。
月経カップを使い始めて約3年。
私はとても気に入っており、友人に月経カップの良さを度々熱弁しています。
ただうまく使うのにちょっとしたコツが必要だったり、気をつけるべきことがあったりします。

今回は、私が思う月経カップのメリットとコツをレポートします。読んでくださる方の快適な生理ライフへ、少しでもヒントになりますように!

月経カップとは

ナプキン、タンポンに次ぐ「第3の生理用品」と呼ばれる月経カップ。シリコン製の円錐型のカップで、膣に挿入して経血を受け止めます。


月経カップのメリット① 「生理を忘れる」というのは言い得て妙

月経カップの商品紹介などでよく見かける「生理であることを忘れる」という文言。
私も使う前は「本当に?」と疑っていたのですが、使い始めて納得。
確かに生理であることを忘れます。

その要因はいくつかあります。
生理中になんとも言えない気持ちになるあの「ドロッ」。生理のある方なら共感していただけるかと思います。月経カップは膣内で経血を受け止めるため、あの「ドロッ」を感じずに済みます。
私が生理であることを忘れる一番の要因はこれでした。

ナプキンによる蒸れから開放されたこと、生理用ショーツを履く必要がないことで、「今日は生理だ」とわざわざ認識せずにいられるというのも嬉しいポイントです。

月経カップのメリット② 外出先トイレでゴミ箱を開けなくてすむ

月経カップは外出先ではトイレに直接経血を流して処理するので、私の場合はゴミ箱に捨てるゴミが発生しません。

外出先のトイレのゴミ箱を開けるの少し勇気がいりませんか。多くの人が、配慮して使用済みナプキンをトイレットペーパーでぐるぐる巻きにして捨てていますが、どうしても匂いや汚れは発生してしまいます(いつも掃除してくださっている方、本当にありがとうございます)。
生理ナプキンをゴミ箱に捨てるというワンステップがなくなっただけでも私はとても負担が軽減されたように感じました。

月経カップのメリット③ 長い目で見ると経済的

月経カップは1つ約5000円するのですが、一般的に5〜10年耐久性があるとのこと。初期投資はかかりますが、長い目で見れば経済的です。この3年、生理ナプキンを買っていないので、毎月「ナプキンのストックあったっけ?」と考えることもなくなりました。

月経カップを使い始めてから、生理について考えたり、「私今日生理だ…」と思うことが減ったように思います。私の場合、月経カップと出会ったことで生理ライフが格段に快適になりました。
ただ、膣にカップを挿入するって少し怖いですよね。私も最初はこわごわ手に取りました。ここからは、私が「LOVE♡月経カップ」となるに至るまでのちょっとしたコツをお伝えできればと思います。

月経カップのコツ① 自分にあう折り方を見つけて

月経カップを挿入する際、折りたたみ方が数種類あります。

挿入するときははーっと息を吐いて力を抜き、呼吸することを忘れないでくださいね。
最初はすんなり入らないかもしれません。
休み休み試してみてください。

月経カップのコツ② 最初は家で使うのがおすすめ

慣れるまで少し時間がかかる月経カップ。もし漏れてしまったり緊急事態が発生したりしてもすぐ対応できるよう、最初は家にいる時に使ってみるのがおすすめです。

私は最初、お風呂場で着脱をしていました。
また、万が一漏れてしまっても大丈夫なようにナプキンも併用していました。

月経カップのコツ③ 消毒は哺乳瓶の消毒剤がおすすめ

月経カップは繰り返し使うため、使用前後の消毒が必要です。
煮沸消毒のために専用の鍋を用意するのは手間だなと思い、私は赤ちゃんの哺乳瓶の消毒剤を使っています。レンジで加熱できる月経カップ用の消毒カップなども売っていますので、自分の生活に合ったものを選んでみてもいいかもしれません。


ナプキン、タンポン、月経カップ、月経ディスクなど様々な生理用品が増えてきています。
毎月やってくる生理と快適に付き合い続けるために、月経カップが選択肢の一つになれば幸いです。

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