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コナン&シンカリ交通系聖地巡礼おすすめスポットin函館

先月のGW明けに函館へ劇場版コナンの聖地巡礼を中心に旅行してきました。
しかし、普通の聖地巡礼であればほかの方も記事上げているだろうしなぁ・・・せや!

ということで、今回は過去の函館旅行で行ったところも合わせ、同じく函館が舞台の一つとなっている新幹線変形ロボシンカリオンシリーズと共に「個通系」の舞台を紹介してまいります。
なお、聖地以外にもおすすめスポットも一緒にご紹介してまいります。

なお、「五稜星」でコナン・服部VSキッドVS謎の仮面男が行われたJR北海道函館運輸所に関しては立ち入り禁止ということと実際に見に行けるところを紹介したいという方針もあり、今回は紹介いたしません。悪しからず。

JR北海道公式リリース(https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/news/pdf/20240426_KO_hakoyu.pdf)

そして、劇場版シンカリオンで速杉家が訪れたJR仁山駅に隣接しているニヤマ高原スキー場は、残念ながら2023-24シーズンは営業をしておらず、周辺のキャンプ場等も現在のところ営業されている様子がないため、除外させていただきました。

それでは出発進行~

① 函館空港

さて、まずご紹介するのはおそらく函館の中で最も破壊された場所の一つである函館空港。

函館空港ターミナル

劇場版コナンが函館を舞台としたのは、「100万ドルの五稜星」が初めてではなく、ちょうど20年前の2004年に公開された劇場版8作目「銀翼の奇術師」で函館空港が舞台になっており、これが初。
新千歳空港に向かっていたボーイング747内で毒物による殺人事件が起き、機長と副機長まで重症になり、代わりにコナンとキッドが操縦していたところ、落雷で自動操縦が切れ、おまけに強風であおられ操縦困難となった結果、エンジンが管制塔を直撃!

管制塔は木っ端みじんになるわ、エンジンが脱落して地上支援車を破壊し、その破壊された支援者が給油車を直撃して爆発、その給油車から給油していた旅客機まで爆発という爆発に次ぐ爆発の連鎖を巻き起こし、おそらくというかほぼ間違いなく「五稜星」を含めて函館市内最大被害額を叩き出しました。

「銀翼」で破壊された函館空港管制塔

ここは、現在開催中のコナン函館まち巡りスタンプラリーのスポットの一つとなっており、スタンプラリーのついでに見に行ってみるのはいかがでしょうか。

展示されているのは今作でヘリに乗って大暴れされたお二人

函館空港へは北海道内からは丘珠空港、新千歳、奥尻。道外からは羽田、中部国際、大阪伊丹の各空港から直行便が出ているほか、JR函館駅からもシャトルバスなど空港へ向かうバスが出ていますので、時刻表をご確認の上行ってみてはいかがでしょうか。

②JR北海道函館駅

旧函館駅所在地記念碑

言わずと知れたJR北海道函館本線0キロポスト設置駅。
五稜星ではエンディングで、シンカリオンだと無印第15話で登場し、ボカロのKAITOくんが出ておりました。

函館駅から旭川まで結ぶ函館本線の他、五稜郭駅から旧江差線の木古内駅までを結んでいる道南いさりび鉄道もJR線を直通して入ってきています。

北海道を代表するターミナル駅の一つであり、青函トンネルが運用開始されるまで函館と青森を結ぶ青函連絡船が、青函トンネル開通後は本州と北海道をつなぐ津軽海峡線の北海道側の終点であったり、貨物を多く取り扱っていたことから4面8線の頭端式ホームになっています。
函館山からは壮大な駅の構造がよく見渡せるようになっており、青函連絡船摩周丸も昔発着していた旧函館桟橋駅跡地に係留されているため、往年の景色を思い浮かべることもできます。

函館山からは摩周丸もばっちり

付近には函館を代表する観光地である函館朝市や五稜郭や函館山方面へ向かう函館市電の函館駅前電停があったりと、まさに函館の顔と言っていいでしょう。

③函館市青函連絡船記念館摩周丸

函館駅から歩いて10分もかからない青函連絡船桟橋跡地に今でも青函連絡船の歴史を伝え続けているのが、函館市青函連絡船記念館摩周丸です。

現在では、桟橋にあった乗り場・待合棟が撤去されていたり、周辺がホテルだらけになったりと、だいぶ引退当初とは違う景色になってしまいましたが、今でもなお函館の顔として輝き続けております。

「五稜星」では、ホテルからキッドが脱出する直前に登場。シンカリオンでは無印15と16話の回想シーンで登場。

展示内容としては、青函連絡船の歴史はもちろんのこと、実際に使われていた普通席、グリーン席に着席することができたり、実際に使われていた操舵室や無線通信室も見学できたり当時のまま残っているところを実際にじっくりと近くで見れて、青函連絡船がどのようにして運用され、人々に親しまれてきたのかが、見て感じることができます。


個人的におすすめなのは、閉館時間(4~10月:18時 11~3月:17時)の2時間くらい前に入館して、ある程度見てから夕方に夕暮れや日入りした後の夜景の函館市街を甲板の上から眺めることですかね。

著名な八幡坂や函館山を眺めながらぼんやりと海風を受けて過ごすのもおつなものではないでしょうか。

④JR北海道新函館北斗駅

函館市を超えてお次はお隣の北斗市へ。

次はJR北海道新函館北斗駅。北海道新幹線の現在のところの終着駅のとJR北海道函館本線の2路線が乗り入れています。

「五稜星」では、探偵団の面々が東京から新幹線に乗ってきた際に登場。その中で登場する駅スタンプが物語のキーアイテムの一つになっていきます。
なお、作中に登場するスタンプについては、2F通路にある通常の駅スタンプではなく、駅舎1Fにある北斗市観光案内所内で作中に出たデザインの台紙と共に押せますので、乗り換え時間に気を付けて訪れてください。
(観光案内所の写真?乗り換え時間やばくて撮ってません(棒))

こっちじゃないっすよ

そして、シンカリオンでは無印15話と劇場版、CWではEDと10話で登場。

ちなみに、両作品ともに北斗市が誇る変なゆるキャラ「ずーしーほっきー」が登場し、ファンたちを困・・・歓喜させました。

駅前にはずーしーほっきーのポストなどもあり、いまや北斗市の看板を担う存在になっています。

ただ、こう言っちゃあれですが周りには駅直結の北斗市の観光物産館とホテル、東横インとレンタカー街、小さなカフェがある程度ですので、周辺を見て回るというよりかは駅構内で買い物や新幹線見学を楽しむのがおすすめです。

⑤茂辺地北斗星スクエア

函館交通系聖地巡礼、最後の場所は旧JR江差線の一部を引き継いだ道南いさりび鉄道の茂辺地駅から徒歩5分のところにある茂辺地北斗星スクエア。

この場所自体は聖地ではないですが、スクエアに保存されている寝台特急北斗星といえば、数多くの作品の舞台となっており、名探偵コナンではTVアニメ第144・145話、原作第22巻における「上野発北斗星3号」で殺人現場の舞台に、
シンカリオンでは劇場版のキャラクターに北斗星に使われていた寝台客車の形式が名前の元になったオハネフが出演し、現在放送中のチェンジザワールドでは、主人公の大成タイセイがメタバースの中に食堂車のグランシャリオを再現したりと、両作品に深く関わりが。

2015年8月に北海道新幹線開業に伴う青函トンネル内の電圧変更等により運行が終了した後、クラウドファンディングにより客車2両(ロビーカー・寝台客車)が保存され、2017年から北斗星広場として本格的な展示が開始された後、2022年からは寝台客車内で実際に泊まれるゲストハウスとして営業が開始されました。

部屋というか客室はこんな感じ

自分も実際に泊まってみましたが、走っていないとはいえ北斗星に泊まれるという夢のような空間で、かつシャワー室も時間無制限で使えるなど宿泊施設としても十二分に使えるので、ブルートレインに乗ったことがないという方やあの頃よもう一度というような人におすすめです。

寝心地ですが、まあかなり硬めなのは致し方ないですが、それ以外は十分快適に過ごすことができました。寝具等も管理人がしっかりと管理してくださっており、とても気持ちよく寝ることができました。

ロビーカーにはテレビも設置されており、そこでは備え付けのDVDで現役の頃の北斗星を追った映像が見られ、北斗星ノートも置かれていたりと仲間と語らったり、ファン同士での交流スペースとなっていますし、先述したようにシャワー室やレンジも備え付けられております。
なお、自動販売機が置いてはいますが、できる限り現役当時のままでということで残されているものであり、実際には買えません。あしからず

ただの屍のようだ・・・・

料金ですが、寝台客車内で泊まれる素泊まりプランが7000~9000円、近くのトレーラーハウスで北斗星を眺めながら泊まれるプランが5000~10000円となっております。
予約は下記の楽天トラベル内の専用サイトからのみとなっています。
URL(https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/183543/183543.html

ただ、寝台客車に泊まる際は車内ということで空調の自由が利かなかったり、周辺に商店等がないため飲食物は函館駅等での購入をおすすめしたりと、普通のホテルと比べて不便な点や違う点がありますので、そのあたりもサイトをご確認ください。

なお、宿泊しない場合に関しても、外からであれば車両を見学することができます。

ということで、作品に出てくる聖地巡礼スポットに関してはここまで!
最後に一か所だけおまけをどうぞ

おまけ:道南トロッコ鉄道&木古内町郷土資料館「いかりん館」

さて、アニメ作品等には出たことはありませんが、ここまで来たらぜひ一度は行ってみてもらいたい個人的におすすめな鉄道スポットを。
北海道新幹線の新函館北斗の次の駅である木古内駅からバスで約10分。旧JR江差線の鶴岡渡島駅の駅舎と線路を生かした人力トロッコ列車を走らせることができる道南トロッコ鉄道。

保線用の軌道自転車を使っており、基本は2人一組で動かしますが、一人でも二人分の料金を支払えば乗車することができます。

自然たっぷりの旧江差線の線路を走ることができ、アクティビティとしてもってこい!


2024年シーズンに関しては、鶴岡公園からキーコの郷までの約1キロを走ることができますが、運行曜日やダイヤが時期などによって変わっていますので、下記の公式サイトでご確認ください。
公式サイト(https://senro.donan.net/main

そして、トロッコ鉄道の拠点となる鶴岡公園からすぐそこにある旧鶴岡小学校の校舎を生かした木古内町郷土資料館「いかりん館」には鉄道資料室が

資料室の中には旧江差線や江差線も通った「津軽海峡線」にまつわるグッズ実際に使われていた道具等が展示されており、入場料無料でここまで見せていただけるのは大盤振る舞い以外の何物でもありません。

江差線のヘッドマークやサボ群
道南トロッコ鉄道で訪れた旧渡島鶴岡駅の駅名標

そして、許可を取っているかどうかちょっと怪しいのであまり大きな声で言えませんが、津軽海峡線に大変縁のあるキャラクターの駅スタンプが押せますよ・・・・ぜひ・・・。


ということで函館を中心に、道南地方の交通系アニメ聖地巡礼スポットを紹介させていただきました。

この辺りを周る際にはJRと函館バスの一部区間と函館市電、道南いさりび鉄道の全区間が乗り放題できる「はこだて旅するパスポート」がおすすめ。
特に、2日間用は3,650円と1日1,825円で乗れてしまうという化け物切符となっています。

JR函館駅をはじめとした五稜郭・七飯・大沼公園・森・八雲・長万部・奥津軽いまべつ・木古内・新函館北斗の各駅に設置されている指定席券売機で発売しています。
クレジットカードも使えますので、使ってみてはいかがでしょうか。


それでは道南地方でよき聖地巡礼旅を~!!

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