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さかなクン『秘密のラボ』と『さかなのこ』

こんにちわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<なぜか無職のくせにバタバタしてます>ミツルギです。

この頃、テレビでよくさかなクンを見ます。
タレントですが、それだけじゃない感じがします。
明るい雰囲気がタレント以上にタレントですが、学者以上に魚のことを知ってます。
大学で講義もやってるようです。
海洋学者に
「この魚なに? 」
って聞かれるほどだそうです。
絶滅したと思われていた『クニマス』を見つけたことでも有名ですねー。

NHKの『サカナスター』好きです。
必ずと言っていいほど観てます。
魚に興味があるのはもちろんですが、さかなクンの魚の絵と語り口が面白いのです。
面白くないダジャレもなぜか許せます。
やっぱり何よりも魚愛が飛びぬけているからでしょうねー。

看板

8月、『さかなクンと秘密のラボ』に行ってきました。

入口にあるパネル

なぜかさかなクンとタツノオトシゴを並べてます。
あくまでも魚扱いしてということでしょうか?

入ったところにさかなクンの魚のスケッチや調査のメモとかが張り出されてます。
ほんと豆なんでしょうねー。
頭が下がります。

VR会場

いろいろと楽しい仕掛けがあります。
本棚から本を光るテーブルに持って行って開くと、魚の絵と名前を見せてくれるという部屋がありました。
あれは子供は喜ぶでしょうねー。
私が夢中になるぐらいですから。
子供と本を取り合いました。
いい思い出です。
子供は嫌な思い出かもしれませんが。

VR体験もしました。 
ゴーグルをかけると写真の部屋が海の中に。
そのまま海の中へ突き進みます。
ナポレオンフィッシュ、アオウミガメ、スズメダイ
などが回りを泳ぎ回ります。
エイが体を突き抜ける体験は初めてです。
そういうお勉強中心かな?
と思っていたら、難破船の中でガイコツが出てきたり、サメに襲われたり、海底火山が爆発したりと迫力ある体験ができました。
つい「おーっ」と声が出てしまいました。

今、映像ってこんなところまで来ているんですねー。
初めて体験しました。
かなり楽しかったです。

科学の先端を観てしまったもので、もっとアナログなことをしたくなり、ぬり絵をしました。
何十年ぶりかぶりです。

私が塗りました。
こちらは妻です。性格でますねー。

夏休みの課題クリアした気分です。

さかなクンの真面目さと情熱を感じます。
さかなクンの絵はほんと感動的なんですよねー。
リアルな上にどこかファンタジーがある気がします。
ちょっと擬人化したような目つきにそれを感じます。

動画も全部見たし、
物凄く夏休みっぽいことした気になりました。

思い出写真

行って良かったです。
さかなクンがテーマパークになったようなものなのです。
この体験をして、さらにさかなクンに興味がわきました。

ポスター

なので、『さかなのこ』を観ました。

いきなり

「男か女かは、どっちでもいい」

と文字が出ます。
さかなクンの役(劇中では『ミー坊』)をのんがやってるのです。
のんが男用の学生服を着ているのです。
予告編を見たときに「おや?」って思いました。
が、彼女がやってることでこの作品は成功したのだと思います。

男がやった場合を考えました。
たぶんイタイ奴か? 受けを狙った軽い奴か?
どちらかになっちゃうと思います。
まあ、さかなクンにそういう面がないとは言えません。
しかし、もっとピュアな感じがありますよねー。
さかなクン独特のあの感じを出すことは至難の業でしょう。

のんがやることに寄って「不思議で可愛い」という落としどころになったのです。
これって「コロンブスの卵」だって思うのです。
この軸があって成り立ってます。

学生時代の不良たちとの交流が面白いです。
不良たちとも普通に接して、壁を作りません。
ケンカ用ナイフも包丁代わりです。
のほほんとした空気が漂います。

明るい雰囲気ですが、後半は結構ビターだったりします。
魚に対して天才なのに世間から認められないのです。
生きて行くのも大変だったりするのです。
不良たちがちゃんと手に職持っているのにです。

ミー坊は生きにくいのです。
思いのままにならない人生です。
仕事で失敗ばかりです。
でも、みんなが「ミー坊」の成功を祈ってるのです。
観客も含めて。

やがて認められていきます。

小さな奇跡の話です。
こうであってほしいという微笑ましい映画でした。

なんかさかなクンって妖精かもしれません。
きっと『さかなの精』なのでしょう。
のんも妖精に近いのかもしれません。

魚愛が彼の周囲の世界を変えて行きました。
私もその部分を信じていたいと思いました。

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