武器

この前友達に「嫌いな人いなそう」って言われました。
まあ確かに。いないかも。
「こういう性格の人好きじゃない」というのはあっても、「この人嫌い」となることはあまり無いかもしれません。
人類愛多めで人生をお送りしております。

言われて思ったんですが、私はどちらかというと「嫌う人間」ではなく「嫌われる人間」だったんじゃないかと。
ということで、今回は私が中学の時のいじめをご紹介しようと思います。


中1
体育着が無くなってたらしいです。
先生に「なんか更衣室に忘れてたよ」って渡されるまで気づきませんでした。
見つかったのは放課後の体育大会の練習中で、既に体育着を着ていて、さらにそのまま下校する為にみんな荷物を持って出ていたので、更衣室に体育着があるはず無かったんです。
どこかのタイミングで私の荷物から取って様子を見ていたけど、あまりに私が気づかなかったからつまんなくなって更衣室に置いた、という感じでしょうか。
真相は分からずじまい。

(でもこの件で一番怖かったのは、体育着持ってきてくれたの男の先生だったってこと)


中2
水筒が無くなりました。
移動の時にどこかに置いてきちゃったと思い、まあじきに見つかるだろうと思いしばらく経つ。

ある日の掃除の時間、ゴミ捨ての為にゴミ袋を持った友達が、「なんでこの量でこんな重いのw」的なことを言い、直感的にちょい待ちと思い漁ってみたらビンゴ。
捨てられていました。
思わず笑っちゃいましたね。
こりゃおもしれぇと。

見つかった時、「これっていじめだよね?」みたいに言ってくれた女子3人組がいたんですが、多分犯人その子たちですね。


中3
制服が無くなりました。
冬のセーラー服の下に着るTシャツみたいなやつです。
体育の後だったんで、誰かが間違えて着ちゃったのかなと思っていました。
先生に事情説明して、その日は体育着のまま授業を受けさせてもらいました。

夜に先生から「親御さんいる?」と電話がかかってきました。
制服見つからないくらいで電話掛けてきてくれるのか、誰かが間違えてるだけだろうに丁寧だなーと思ってましたが、親に「あんたそれ隠されてるよ」と言われて初めて「あ、これいじめか」と気づきました。
先生は私の心配してくれてただけでした。
その親切心にも気づかず呑気にしていた私はなんて馬鹿だったのでしょう。

その後この事は学年集会開くまで大事になってしまい、暫くはすれ違う先生みんなに心配されました。
いや、いじめられてる自覚無かったんやって、大丈夫やて。

結局最後まで見つかることはなく、犯人も分からずに卒業しました。


毎年1回は何かしらが無くなりましたね。
私があまりにも頭が良くてあまりにもピアノが上手くてあまりにも活躍しすぎてあまりにも先生方に好かれていたが故でしょう(草)

私のことを嫌いな人は沢山いたと思います。
全部犯人同じだったら、逆にその人私のこと好きすぎひん?とも思いますが。

私がいい具合に鈍感だったお陰で、特に嫌な思いをすることも無く楽しい中学生活だったと思います。
この話を人にすると、「メンタル強すぎる普通にやべぇよ」と言われるのですが、私からしたら年1のサプライズイベントになってたので、特に何も思わなかったんですよね。
むしろいい話のネタになってます。
この経験は、私の武器です。


私はたまたまこういう人間で、内容も酷いものではなかったのでましですが、世の中にはこんな幼稚なことを楽しんでやってる私よりやべぇ奴らがうじゃうじゃいて。


高校では幸いこのようなことはありませんでした。
中学で生徒会やってた人達の集まりみたいな高校だったし、勉強に手一杯で他人をいじめてる余裕なんて無かったと思います。

そもそも「いじめ」って言い方おかしいと思うんです。
私の受けたのを例でいうと、
・窃盗罪
・器物損壊罪
が当てはまるんじゃないでしょうか。

窃盗も器物損壊も、名誉毀損も傷害も暴行も殺人も、全て「いじめ」というたった一言で片付けられてしまうのってどうなんでしょう。
れっきとした違法行為なんですよね。
困ったら、アトム法律事務所に相談しましょう。

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