世間

1個前の記事のハートが予想以上に多くてわろた。


私の家は、サマーウォーズみたいと言われたことがあります。
父方も母方も曾祖父母が亡くなってしまっているので、最近は親戚一同会することとかは無くなってしまいましたが。
でも、元大学教授とかパイロットとかが親戚にいるのはちょっと誇らしかったり。
私は分家ですが、誇ってもらえるような一員になりたいものです。


私自身はと言うと、お嬢様と言われることがたまにあります。
これは、嬉しくもあるし悲しくもある言葉です。
少しだけ、周りとのズレを感じます。


私の両親の教育方針は、基本的に放任でした。
勉強しなさいとは全く言われたことがありません。
テレビ観ながら勉強してたら、「テレビに失礼だから勉強やめなさい」と言われるほどです。


その代わり、少しでも興味があることは可能なかぎりやらせてくれたし出資もしてくれました。
パソコン、フルート、ニュートンの振り子制作、レジン、英語の勉強、留学、などなど。
フルートは楽器代だけでも100万以上確実にかかってます。
留学は全額高校の後援会費だったのでかかった費用はパスポート代くらいでしたが、後援会費が出なかったとしても、多分行かせてくれたと思います。
ほんとに恵まれてます。
有難い限りです。


しかし、無条件に何でもやらせてくれた訳ではありません。
まずゲーム機はいつまで経っても買ってくれませんでした。
あと子どもだけで電車に乗って市街地へ遊びに行くのは中学生になるまで許されなかったし、打ち上げやカラオケは高校生になってからも否定的でした。
夜の外出も厳しかったです。
まあこのあたりは、自分が親になれば気持ちが分かるかもしれません。


与えてくれたものと与えてくれなかったものの違いは、「学びを得ることができ、将来の糧となる経験になるかならないか」「安全であるかどうか」だと思います。

私はこのような方針の元育ったので、次第にお金をかけるならモノじゃなくコトがいいなと思うようになりました。


今となっては、私にはゲーム機なんて必要なかったな、無駄な出費をさせなくてよかったなと思います。

しかし、その分友達との共通の話題は周りより少なかったです。
どう森がどうとか、スマブラがどうとか。
どこのプリ機がいいとか、打ち上げ楽しかったねとか。
適当に笑って相槌するくらいしかできませんでした。
それは今も変わりませんが。


でも私は、この両親に育てられてよかったと思います。
反発したら「反抗期だ」と言われるのが嫌で、ずっと従順に生きてきましたが、それでよかったです。
真面目に生きることができました。
他人にはない自分だけの強みが沢山できました。
社会常識、礼儀作法、身につけることができました。

でもまだしたことないこと、沢山あります。
最近初めてしたのは、マックでのテイクアウトです。
ファストフード自体そんなに食べないので新鮮でした。
とりあえず今してみたいことは、牛丼屋に行ってみることです。

世間一般では普通とされる経験を全然したことがないことに最近気づき、大学生になった今、新しいことに挑戦してみたいと思います。


一応補足しておくと、お嬢様とは呼ばれるものの金銭感覚は一般庶民です。
いかにお金をかけずに生きられるか考えるの、結構楽しいです。
ほんと100均万歳。

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