政治

私が入学してから間違えられた学部は、文学部と経営学部です。
どうせならGISに間違えられたい人生でした。
私は法学部です。
そして、法学部と言っても、法律学科ではありません。
政治学科です。

マスコミ就職を目指してるなら、社会学部にメディア社会学科があるからそっちじゃないのと言われることもありました。
実際そっちも受験して、A日程もT日程も受かったのですが、選んだのは法学部でした。


最初に法学に興味が出たのは、小6の頃です。
本屋で「好きな本持っておいで」と親に言われ、持ってきたのは漫画でも小説でもなく、日本国憲法のドリル。
普通にヤバい奴ですね。
てかそんなドリルあんのかいと。


それ以来、法学系に興味があるのを知った親は、そっち系の本を色々買ってくれました。
流石に六法全書は買ってくれませんでした。
自分でも何冊か買いました。



しかしここで夢がダブルブッキングすることになります。
小6からの漠然とした「法律学びたい」という思いと、中3からの「テレビ局に就職したい」という思い。


高校に入ってから、まず「法律学びたい」という思いについてもう一度考え直してみました。
そして気づいたのです。
私が興味あるのは、「法律」ではなく「刑法」だということに。
理由は三島由紀夫と同じです。


確かに、自分で買った本も「ピンポイント 刑法」と「入門 犯罪心理学」。
他の五法には全くと言っていいほど興味がないのです。
だったら興味あるとこだけを自分で学べばいいんじゃないか、という結論に至りました。


そしてもう1つ気づいたのは、一言に法と言っても、興味があるのは司法側じゃなくて立法側だということ。
じゃあ法律じゃなくて政治じゃね?ってなって、政治学科を目指すようにしました。


万が一マスコミ就職が全部駄目だったとしても、法学部なら大体どんな職業でも生かせるんじゃね?とかいう舐め腐った考えもあって、社会学部じゃなくて法学部にしました。
正直政治家になるのもいいなとか、思ったり、思わなかったり。

次に考え直したのが「テレビ局に就職したい」。
高1の時にテレビ局で働いている方とお話する機会があって、「法学部でも就職できますか?」と聞いてみました。
返ってきた返事は、「特にどの学部が有利とかはない。社会学部じゃなくても、何なら理系学部の人もいる」とのこと。


とりあえず一安心。
でも私は欲張りなので、学問としては政治を、将来を考える上ではメディアを、両方学びたかったのです。


両立させるにはどうすればいいのか。
前回のnoteとも被りますが、ここで法政と出会い、両立の道を見つけることができました。

学問は学部で、就活は自主マスで。
毎週土曜の午後が丸々自主マスで潰れるのは、正直ちょっと痛かったりします。
単位になる訳では無いし、努力が報われない可能性もあります。
茶髪もピアスも禁止だしスーツ暑いしリモートだと座りっぱだから皺も付くし。
想像していたはっちゃけ大学生ではないけれど。
でも好きだから。
やりたいことだから、夢のためだから続けられます。
努力が報われることを信じています。


政治とマスコミを学びに大学に入りましたが、何故か今は日本文学の分析と考察レポートを書いています。
こんなの書いてないでとっとと提出しましょうね。

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